カスタマーレビュー
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均整、と言えば、旧自動二輪限定解除技能試験の美しさ 
(2008-11-15)
1 アートは人の才能や生き様と密接に絡んでいる。
習うなら、一流の人から直接。それがアート。
アートから人を排除したら、それこそ何も残らない。
経営は、いつの時代も、人による(51頁)。
2 戦略は、頂に座する人に宿る(102頁)。
3 GE社のジャック・ウェルチがジェフリー・イメルトを
後継者に選んだとき「人が彼の後をついていく」と
語っている(164-167頁)。
4 30代前半の従業員に、新規事業の立案と経営を任せ
れば社内人選における自己選択に使える(175-179頁)。
5 学部学生には、将来のために、実用知識よりも、
経済史と経営史を薦める(186-193頁)。
1 同感。でもそれを理論化するのが学者ではないのか。
2 転職・独立しようとしている人に戦略はないのか。
3 フォロワーがいるからリーダーであるという考え方は、
戦略論ではなく組織論。
4 社外に流出するリスクは無視するのか。
5 まったく同感。そこが専門学校と大学の違い。
以上
戦略とはなんぞやを噛み砕いて理解できる 
(2008-08-25)
第一章に書かれているMBAやPPMといった学位や手法を誤信とする表現にはとまどいも感じる。こういったものも一度や二度は使ってみて、体得する考え方もあるのではないだろうか。また、立地、構え、均整と戦略の要諦を日本語で表現してあり、繰り返し読んでいると、じわじわと浸みてくる。日々の仕事の中で、白黒つかないことが多くあり、バランス感覚の重要性やバランスだけを考えてメリハリが消えてしまうことをいかに避けるかということを感じる。
誰が戦略を持ち、進めなければならないか。駄目な経営のKKD(勘と経験と度胸)を単語一つずつにきっちりと定義して表現されるKKDは、なるほどとうなずける。
誰を経営者にするのか、どんなことを学ぶ必要があるのか、この辺はまさに経営者が理解すべきことだし、経営者を目指す人が知るべきことと思う。
最後に、学生向け、中堅社員向け、幹部社員向けのメッセージがあり、自分のポジションに照らして何をしてくれば良かったか、これから何をすればよいのか具体的に理解できた。
経営戦略を問いなおすとあるが、経営者に戦略は宿り、戦略は何なのか、それをどう身につけるのか、非常に重要な課題を得たように思う。
損なし 
(2008-04-06)
かの有名なマイケルデルには戦略がない。とまで言い切った神戸大の教授を務める三品先生の本で、かなり興味深い本でした。
「経営戦略とは何か?」という問題点に関して、鋭い切り口で掻っ捌いています。
では、戦略とは何か?そこまで掘り下がって考えることのできる、経営者は一度読んでおいても損のない本ではないでしょうか。
文字数も少ないので、さらっと読める手軽さもお勧めポイントです。
経営戦略は人に宿る 
(2008-03-29)
いつでも誰でも"戦略"が求められる昨今、経営戦略立案というより経営戦略の本質について
問い直した本である。
戦略とは、長期利益を最大化することを目的とするものであり、必ずしも会社規模の成長が
その目的に合致しないということ。
規模の成長よりむしろ、その要諦は、
・立地:ポジショニング
・構え:戦うための陣形
・均整:バランス
という3点の要素を思慮した戦略を立てることである。
そして、何より戦略を経営者が責任をもって長期的に執り行っていくことが不可欠という
ことである。
新書ながら、戦略の本質をズバリと突いており、随所データも提示されており、非常に意義
深い内容である。
戦略を腹の底から意味がわかった上で使っていますか? 
(2008-03-01)
三品和広さんは、「戦略」というものをわかりやすく説明する上で、近年まれに見る素晴らしい方です。「戦略という言葉を、腹の底から意味がわかった上で使っていますか?」という問いかけに、揺るぎない自信を持って答えられる会社経営者は、私を含めてあまりいないと思います。本高著における主張を簡単にまとめると・・・、
・1960年代以降、企業の(実質)長期利益はあまり変化していない
・1960年代以降、売上高営業利益率は下降し続けている
・戦略の目的は「長期利益の増大化」・企業戦略はサイエンスよりアートに近い
・なぜなら経営者の世界観・人間観・歴史観を土台にした事業観、経験、度胸から発せられるものだから
・戦略の3つの要所について、絶えず変化する環境の中で経営者自ら処し方を決断し続けること
1. 事業立地をどこに選ぶか (事業ドメインと言い換えてもいいでしょう)
2. 企業と事業をどう構えるか (経営資源をどう振り分けるか)
− 垂直統合の度合を上げるのか下げるのか
− 多角化の度合と構成をどうするか
− 地理的な展開をどうするか
3. 均整 (事業全体のバランスの良さ、ボトルネックへの対処)
となります。分析が製造業に偏っている点を割り引いても、経営者または経営者予備軍の方には強く推薦します。