Free Jazz (A Collective Improvisation)
Warner Jazz
グループ:Music /ランキング:66415
価格:¥ 1,347
発売日:1987-10-27 /通常24時間以内に発送
曲目リスト
1.Free Jazz
2.First Take [#][*]
カスタマーレビュー
おすすめ度:
百花繚乱のワンネス 
(2007-09-23)
1960年12月スタジオ録音。一聴、混沌の嵐の中からオーネットのアルトサックスが立ち現れ、グングン加速して皆をリードしてゆく。絶え間ないドラムスが音楽を推し進める火炎のように作用し、これまた絶え間ないベースが音の切れ目を作らせない。従来の社会通念とか規範をはるか後にして、タイトル通りの“自由”の空間へ突き抜けてゆく。何とも強烈で衝撃的だが、やみくもに演奏しているのでなく、オーネットの意識は碧空のごとく鮮明で、聴くほどにすっきりしてくるのは快感だ。各プレヤーも、あっち向きこっち向きしながら、それぞれの演奏に夢中になっているのだが、中でつながり、見事な統一と一体感を醸し出している。これは百花繚乱のワンネスだ。1曲目だけでたっぷり37分間の熱気と爽快感はうれしい限りだ。奇蹟の名盤。
偉大なる実験 
(2006-03-20)
ませた高校生がいたものだ。BS&Tやシカゴに興味を持っていた僕に、日野皓正というカッコいいトランペッターの存在を教えてくれた同級生がいた。彼もそのころジャズに急に目覚めたらしく、アート・ブレイキーやらジョージ・大塚のアルバムを買い、コルトレーンやロリンズがすごいなどと嘯いていた。日野のスネイク・ヒップを聴きマイルス・イン・東京やスタン・ゲッツなど少しずつアルバムも集めていた僕に、オーネット・コールマンはすごいなどとまたまた新たなネタを提供した彼の部屋で聴いたのがこの「フリー・ジャズ」であった。ジャクソン・ポロックの絵画をあしらったジャケットと左右のスピーカーから別のコンボがそれぞれ音の洪水をこれでもかと浴びせるサウンドに圧倒された。そこに、エリック・ドルフィーやフレディ・ハバード、スコット・ラファロといったおなじみのミュージシャンも参加していたことを知ったのはもっとあとになってからのことであった。当時ませた彼がどこからか探してきたジャズの入門書的な記述にオーネット・コールマンを「10年後でも通用する未来のジャズだ」といったことが書かれていたことが思い出される。それから35年は過ぎていることを考えると、10年どころか30年、いや50年後も立派に通用するジャズのエポックメイキングなアルバムであったことがわかる。演奏の内容も含め、今後とも再検証される偉大なる実験作だといえる。
まさにフリージャズの傑作 
(2003-09-24)
この豪華なメンバーの顔ぶれはいったいなんなんだ!いちおうオーネット・コールマンがリーダーシップをとっているが、エリック・ドルフィーのソロのなんとすばらしいこと。スコット・ラファロのベースソロもすごい。そして各構成員がひとつになって演奏しているという熱気が伝わってくる。いたるところに繊細な美しさも表現され、ついつい集中して聴いてしまう魔力のようなものがこの演奏にはある。昔のLPではポロックの絵画が効果的に使われたジャケットで衝撃的だったが、CDではその迫力がないのが残念と言えば残念。そのかわり別テイクも聴けるけど。この別テイクでもドルフィーが傑出した演奏している。
ビッチェズ・ブリューのご先祖様ね 
(2003-09-11)
2つのカルテットが左右別々かつ同時に即興演奏!?なにそれ!また、オーネットさんはいい加減なんだから....と思って聴きました。そしたら、意外とちゃんとしてて、「ありゃ!これは要するにマイルスのビッチェズブリューじゃない?」マイルスがどの程度この作品を参照したか、あるいは全く関係無いのか、わかりませんが、
というのは左右のドルフィー/オーネットのカルテットは無関係なようで、有機的に絡み合った演奏になっていて、ベースもドラムも二人だから単なるフォービート風がポリリズム化してる、という点で似てる、というか同じアイデアなワケです。リード楽器もてんでにソロを入れたりつっこんだりするというところもね。もっともビッチェズ~に先んじること10年弱。あのように仰々しいキメ㡊??入れたり、劇的なサウンド、はたまた現代的な編集がされているワケじゃないから、起承転結も乏しく、ダルなジャムセッションという印象はぬぐえません。それでもこのアイデアは狭義のフリージャズのみならず、マイルスをはじめウェザーリポートやプログレロックなどの重厚なサウンドにつながっていったんじゃないか、とは思います。
ビルエヴァンスのオリジナルトリオで名高いスコットラファロが参加しています。対向はチャーリーヘイデン。意外にヘイデンがおとなしく4ビートしてるのに対してラファロは後のヘイデンのように奔放に暴れまくっております。こういう人だったのね。
60’s フリージャズオールスターズ 
(2003-07-29)
フリー・ジャズというタイトルも、今見ると時代を感じます。
中身はそれほど激しいフリージャズという印象はありません。
むしろオールスターキャストによる集団即興演奏。
一人一人の演奏が結構細やかなことに驚きました(これ聞くの本当に久しぶりですから)。
こういうCDってついつい真剣に聞いてしまいますね。
歴史的評価も高い作品ですが、そういうことを抜きに楽しめる演奏です。