上達するヒント (最強将棋レクチャーブックス(3))
羽生 善治 浅川書房
グループ:Book /ランキング:11115
価格:¥ 1,365
発売日:2005-01-31 /通常24時間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
将棋のヒント 
(2005-10-25)
著者は本の中で、将棋には絶対的な判断基準はないと言っています。
そういう状況の中で将棋を指すにおいて何を考えて駒を進めるべきなのか?というヒントが記されています。
より効率を高める一手とは何か、意味のない一手とは何かなど、そこを考えるのも将棋の面白さでしょう。
経験者が読んでも、なるほどと思うポイントが解説されてますが、
初心者の方の入門書としては、なかなか良いポイントが解説されていますので、
これから将棋を本気で覚えてみようと思う方にはおすすめしておきます。
初級者から上級者まで 
(2005-09-27)
本書では海外の方の将棋の対局を題材にして、その都度羽生四冠が、ここはこういう筋で、こうするのが良かったです、といって見本を見せてくれている。
その後に実際の棋譜通りに対局が進み、これで逆転しました。というように丁寧に解説していただけているので、初心者には勉強になり、上級者には戦略を練る上で、この手もあるな!と考え方が参考になります。
何回も熟読することで身についていくでしょう。
私は居飛車党ですので、居飛穴と銀冠の棋譜・アドバイスが参考になりました。
指針を与えてくれます 
(2005-02-16)
羽生の本となるとついつい手に取ってしまいます。2回どおり読みましたが、かなり多くの指針と考え方の整理ができました。いわゆる「大局観」と言われるものの構成要素を解説してくれる本です。特に、「戦場」の選び方などが参考になりました。あと、海外でも将棋を指す人がこんなにいるんだ~と新たな発見でした。
読みやすい入門書 
(2005-02-10)
13の章からなり、各章で厚み、速さ、大局観などをできるだけ具体的に解説しようとしている。特定の戦形に突っ込んだ本でないという意味では入門書という位置づけだ。変化を知るというよりは、何を考えながら指すかを示す書だ。
海外で出版されたものの逆輸入ということで、題材となる棋譜は海外のアマチュアのものである。とはいえ棋譜を見た感じでは特に違和感はない。アマチュアの棋譜を採用していることにより、プロの棋譜などでは当然の変化として触れられないような考え方に対して解説が向かっており読みやすい。もちろんそれは筆者の棋譜の選び方、解説の仕方によるものだろう。また、カタカナ表記の名前に段級がつくという点で、棋書としてはやはり新鮮味を感じる。
偉業 
(2005-01-31)
”プロは感覚的なものを大切にする”という,代表的な表現は”厚みがあれば勝ちやすい”などだ.80冊を超える棋書を読んできたが,”厚み”についてきちんと解説した本はなかった.将棋界にはその他にも”構想””さばき””発展性がある””スピード”など抽象的(感覚的)な言葉が多い.
そういった言葉の本質をつかめば高段者への道が開けるのであろうし,また高段者同士のやりとりであればそのような抽象的な表現でコミュニケーションがなりたつのであろう.そのため”感覚”がきちんと定義したり文章にされてなかったのだと思う.
ただそれでは,私のように大人になってから将棋を始めたものに対して非常に不親切である.”感覚”は子供の頃から将棋をとことんやって,高段者と対戦して,やっと身に付くものだ,と言われているのと変わらない.
将棋の魅力は高度な知的ゲームであって,記憶や反射神経のみの勝負ではないだろう.論理的思考の応酬こそが知的興奮を産むのだ.大人になってゲームをするからには,プロやトップアマの”感覚”も論理的に理解したい.
この本は棋界の第一人者がわざわざ降りてきて丁寧に”感覚”に関して説いてくれている.天才が普通の人に向かって誰でもわかる表現で彼らの”感覚”について翻訳していることは驚愕すべきことだ,およそ歴史上の天才というのはそういった凡人に対する親切・丁寧な言語化作業をしたことがない.
しかもこれがもともと外国の人向けに書かれたものだという,その視野の広さ,見識の豊かさには恐れ入る.