カスタマーレビュー
おすすめ度:
ICUで勤務する若い医師全てに 
(2008-02-26)
集中治療医学を学ぼうとする若い医師が必ずぶつかる疑問に答えてくれる一冊です.
例えば敗血症に関して勉強するとき大切な以下の項目に必ず答えてくれる一冊です.
いかに最初の六時間にバイタルを安定させることが生存につながるかを示したearly goal diredted therapy,診断に必要なプロカルシトニン,TREM-1などのバイオマーカー,SIRS,低容量ステロイドと高容量ステロイドの違い,ARDSに準じた呼吸管理,intensive insulin therapy,SGCは入れるべきか?などについて書かれています.
あと栄養があれば更にすばらしい教科書になっていたと思う.
出てくる図も生存曲線や相対危険率が1目で分かるメタアナライシスの結果の表などが多く載っており非常に見やすい構造になっていると思う.
お奨めの本です.たくさん論文読む暇のない若い医師が短時間で有用かつ最新の知見を得られる本だと思う.
僕が大学の先生ならこんな感じで一つのテーマについて毎朝ショウドク会したいです.
日本人の書いたICUブック 
(2008-02-24)
MarinoのICUブックは単一著者による執筆がひとつの持ち味と私は考えています。
今井先生の著されたこの本も同じような良さが出ていると思います。
構成としてはICUにおける患者管理上の基本的なトピックについて一問一答形式で論述されています。
歴史的背景から最新のエビデンスを取り上げた解説は非常にわかり易いものです。
ICUでの治療法は未だ非常にわかりにくく変化も大きいところです。
ちょっとICUから離れていた人が勉強しなおすにあたって読むのにいいと思います。
内容は分子レベルの機序に割いた部分が多く、やや難しい面もあり、後期研修医レベル以上向きと感じます。