マネジメント改革の工程表
岸良 裕司 中経出版
グループ:Book /ランキング:10662
価格:¥ 1,680
発売日:2006-09-29 /通常24時間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
大企業病と改善のメカニズムがわかる 
(2007-08-25)
冒頭に、
「本書はTOC(制約理論)のプロジェクトマネジメント理論である
クリティカルチェーン(CCPM)をベースとしている」
「この本ではむずかしい専門用語を使うことは極力避けている」
と書かれており、TOCやCCPMを全く知らない私でも面白く読めた。
CCPMを体系的に理解するための本ではないため、
読後もCCPMやTOCが何なのかは全くわからないが、
「本書の方法は決して新しいものではない。
日本人の暗黙知の中では永年実践され、
そして経験として先達から伝えられてきたものですでに存在していた知恵である。
それをTOCの理論を使って、すぐれた暗黙知を形式知化して説明したに過ぎない。」
と紹介されている通り、現場の人間として参考になる点が多かった。
改革を実現するためのメカニズムをいかに工程表の中に埋め込むか、
そのHOWについて、例えば以下のような内容が書かれている。
・個別のバッファを削減し、厳しい納期でタスクを設定する
⇒個人の成長。納期達成のための工夫の動機づけになる
⇒報・連・相の活性化になる
⇒進捗がより見えやすくなり、先手管理(何日でできるか)・リスク予測(問題があるとしたら何か)が可能
・削減した個別のバッファは全体のバッファとし、チーム内で共有する
⇒チーム内に助け合い・ゆとりの精神が生まれる
・ODSCを議論・設定し、全体のベクトルを合わせる
⇒ODSC=Objectives(目的), Deliverables(成果物), Success Criteria(成功基準)
・ODSCのための工程表を逆算でつくる
「マネジメント改革」を進めるための、
個人のモチベーションを向上させる工夫や、組織全体を巻き込んでいく手段といった、
実践的なケース、いわばHOWのためのHOWの部分についての記述が薄いが、
改革のイメージづくりは本書で十分にできる。
逆にそこまで書いてないからこそ、わかりやすい本になっているとも言える。
マネジメント改善に悩む方で、CCPMについてあまりよく知らない方に特にお勧めしたい一冊。
良本 
(2007-08-24)
網羅的なプロジェクトマネジメントではなく、
成功させるための必要なポイントだけに絞り込んだ良本です。
実際のプロジェクトでは、網羅的な管理ではなく、
ポイントを絞った効率的な管理をするためのツボを抑えることが重要です。
その点で、内容、コラムともに大変有益な本です。
人間中心の日本的CCPMの書 
(2007-06-13)
シンプルすぎて、こんなに簡単でいいの?と思うくらい分かりやすい実践の書でありながら、経営の本質、ひいては人間の本質を突いている本です。
昨今、モチベーションの低下やコミュニケーションの希薄化など、組織におけるひとの『こころ』に関心が集まっていますが、CCPMという圧倒的な成果をあげる仕組みが、モチベーションの向上や質の高いコミュニケーションの増加、さらには人材の育成をも促すという視点に新鮮さと、大いなる可能性を感じました。
仕事で『サバ』読むのは、ひとには責任感があるから、相手をがっかりさせたくないからという着眼と、それを踏まえた上で、個別ではなく全体でサバを読むという発想は、まさに「コロンブスの卵」でした。
このような発想が随所に見られ、読んでいくうちに元気と勇気が湧いてくる本です。
CCPMの解説本としては非常に分かりやすい 
(2007-05-30)
CCPM(クリティカル・チェーン・プロジェクト・マネジメント)の解説本としては、非常に分かりやすい部類に入ると思います。
「なんとなくクリティカルチェーンの考え方は分かるが、実際にはどうなの?」という方にはオススメかと思います。
また、「サバよみ虫」など、独特かつ日本の風土にあった面白い表現、直感的に分かりやすいイラストなど、随所に工夫がこらされています。
実践ベースの説明がなされているので、読んでみて納得するところも多いです。
あとは自分自身で体験してみるだけ?
TOCをやさしく書いた本です 
(2007-02-15)
TOCをかなりわかりやすく書いた本です。サバを読むことを逆手に取ったプロジェクトマネジメントに関しての知識が得られます。
個人的には要因分析図やプロジェクトマネジメントの実際の管理方法などの知識がもっと得られれば、という不満が残ります。