カスタマーレビュー
おすすめ度:
大人にも子供にもおすすめできる傑作小説 
(2008-10-13)
私はある本を読み終えたあと、「もしその本の内容についての記憶が頭から完全に消えてしまった場合、もう一度その本を読み返すか」ということを考えます。そして、読み返すか読み返さないかをその本の評価基準のひとつとしております。
その基準に照らし合わせてみて、「絶対に読み返す」と断言できる本のひとつが本書です。
映画のほうは日本でもわりとよく観られているようですが、原作の小説を読んだかたはそんなに多くないのではないでしょうか。しかし、アメリカのある大手出版社が行った「2O世紀の(英語で書かれた)小説ベスト100」というランキングで、この本は読者投票部門の第5位に入っています。また、前世紀末から今世紀の頭にかけ、英米の文芸誌およびウェブサイトにて同様の企画が数多く行われましたが、それらのランキングのほとんどすべてにおいて、上位に本書の名前を見ることができます。さらに付け加えると、イギリスにはかつて「ブー・ラドリーズ」という有名なロックバンドがありました(ブー・ラドリーとはこの小説の登場人物のひとりです)。
つまり、この小説は英米ではそれほど人口に膾炙しているのです。
作品のおおまかな内容については、他のかたがたがレビューで紹介してくれていますので、ここに繰り返し述べません。
ただ、私がここで指摘しておきたいことは、この小説の主人公であるスカウトという少女の、語り口の巧みさです。読者はその絶妙の語り口にのせられ、スカウトとともに感じ、考え、そしてスカウトと同じ立場に立って父アティカスの教えを受けることになります。
また、ひとつひとつのエピソードがじつに魅力的です。この作品は一種の教養小説ともいえるような体裁をもっているのですが、読者はそんな堅苦しさをみじんも感じることなく、物語そのものの魅力にひきこまれ、最後まで面白く読み通すことができます。
読んで楽しく、かつ人生の糧となるような小説を読みたいと思っているかたは、老若男女をとわず、この本を手にとってみることをおすすめいたします。
Tightly written with a message for everyone 
(2006-10-27)
Harper Lee was encouraged to write some of her childhood memories. What in the beginning seems like the story of three childhood friends in depression era Macomb, Alabama, turns out to be packed with insights to the makeup of human kind.
This story is intriguing on many levels from the history of the area to the stereotyping of people. Most of all every turn was a surprise as told in the first person from the view of Scout Finch. And instead of telling the story in a six year old vocabulary she uses an exceptionally large repertoire to describe the people and events. This story is not as slow passed as one may guess from first glance as every remark and every action will be needed for a future action.
A major controversial part of the story is the trial of Tom Robinson. Hoverer this is just a catalyst to help Scout understand the nature of people including her father Atticus and you will find that as important as it is it is just a part of the story with other major characters such as Arthur “Boo” Radley.
Even thought it appears that Scout is the recipient of the insights, I believe we the reader is the real recipient.
I can truly say that this book has changed my outlook in life.
アメリカの誇りと 
(2006-09-30)
日本で知られる映画やテレビのアメリカだけがアメリカでないことを認識していくのは意外と大変です。
この物語は、それぞれの登場人物が自由と蹂躙、誇りと欺瞞を体現しています。
アメリカの誇りと欺瞞。
かつてロングセラーになったこの作品、まだ絶望しなくていいのだときづかされます。
不朽の名作!!! 
(2005-07-30)
アメリカ南部アラバマ州メイコーム郡 住民の誰もが親戚のような関係で、のんびりとした時間が流れる小さな町を舞台にしてジェムとスカウトの兄妹の成長していく過程を綴っていく。彼らの父であり、メイコームの弁護士でもあるアティカスを通じて、人間が持たずにはいられない偏見や差別に焦点をあて、人間として本当に大切なのは何なのか、と問いかける物語でもある。
人種差別ででっちあげられた罪を背負った黒人少年トム・ロビンソン。そして隣人ブー・ラッドリー。何十年も家に引きこもって生活をしていたこの男は町の人々の噂になり怖がられる。ジェムは成長し、ブーの立場になって物事を理解できるようになっていく。
不朽の名作です。
アティカス、ブー… 
(2004-07-13)
一気に読めて、なんどでも心を洗ってくれるような作品。
何度読み返したことでしょう。
家族の絆のすばらしさ、小さな町の隣人達の愛と人種差別、確執が凝縮されています。
特に後半部分、アティカスと保安官(名前失念)のやり取り、ブーの登場…もう、このあたりは何度読んでも涙が出てきます。