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アフター・ヴィクトリー―戦後構築の論理と行動 (叢書「世界認識の最前線」)
G.John Ikenberry
鈴木 康雄
NTT出版

グループ:Book /ランキング:268726
価格:¥ 3,990
発売日:2004-08 /通常24時間以内に発送

カスタマーレビュー
おすすめ度:
力の自制  (2005-08-07)
歴史的に見て、戦争で主導的な役割を果たした戦勝国は、自国が優越的な地位を占める世界秩序を維持し続けるため、その露骨なパワーの行使を自制しながら、多国間枠組みの中で、他国の合意が得られるような戦後構築を行ってきた、と著者は語る。

この戦後構築が上手くいき、長期に及ぶ秩序が形成されるかどうかは、主導国がいかにそのパワーの行使を自制できるかとともに、戦勝国間の民主主義の浸透の度合いと、主導国の相対的なパワーの優位の程度によるという。そして、著者は冷戦後の不安定な世界情勢の原因の一つとして、米国が戦後秩序の構築において十分な役割を果たしてこなかったことを挙げている。

理論的な部分がやや難解であるが、筋が通っているため、分かりやすく、説得力がある。戦後秩序がいかに形成されるかを大局的に見ることができる。


アメリカの失敗  (2004-10-09)
現在の米国が世界において力を、影響力を失いつつあるのはなぜか、そしてなぜアメリカのイラク統治がうまくいかないのか。
これらについて、歴史的な背景から緻密かつ大胆な分析を行うことにより国際関係のあり方、戦後秩序構築のあるべき姿を提示している。
なぜ「立憲型秩序」が重要なのか、戦勝国の心理、敗戦国の心理などを踏まえて述べられており、非常に説得力がある。この本を読んだうえで現在のアメリカの状況を考えると、非常に感慨深いものがある。

すごい!  (2004-09-12)
前半はかなり難しい気がしましたが、後半は非常に具体的な話(それぞれの戦争において、各国がどのような意図をもって戦後を迎え、どのような企みがあったか等)で面白く、勉強になりました。「ブッシュの戦争」とか「戦争広告代理店」のような感じで、ナポレオン戦争から第2次世界大戦まで幅広く書かれていて、そのなかから著者が言いたい戦後構築のあり方を導き出しており、価格は少し高めですが、充分買う価値はあると思います。



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