新アラビア夜話 (光文社古典新訳文庫)
Robert Louis Stevenson南條 竹則坂本 あおい 光文社
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価格:¥ 600
発売日:2007-09-06 /通常24時間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
自殺クラブ 
(2008-04-13)
ロバート・ルイス・スティーヴンスンの『New Arabian Nights』(1882年)の新訳。
これまでにも多くの邦訳があった本だが、本書は完全な新訳。訳文は凝っているのに読みやすく、良く雰囲気が出ている。会話も軽妙。
『自殺クラブ』の「クリームタルトを持った若者の話」「医者とサラトガトランクの話」「二輪馬車の冒険」、『ラージャのダイヤモンド』の「丸箱の話」「若い聖職者の話」「緑の日除けがある家の話」「フロリゼル王子と刑事の冒険」が収められている。
スティーヴンスンが書いた、アラビアン・ナイト風の連作短編集として有名。19世紀後半のロンドンとパリを舞台に、ボヘミアのフロリゼル王子が奇妙な事件に関わり合う。
人間の欲望とか、どす黒い部分を取り上げ、ちょっと不思議な味わいを持たせたところは、いかにもスティーヴンスン風。
ただ、小説としては破綻しているようにも思う。バランスが悪いというか。ここのディテールと雰囲気を楽しむべき掌編だろう。
19世紀大英帝国版《アラビアンナイト》です! 
(2007-11-16)
わが国では《宝島》と《ジキル博士とハイド氏》の作者としておなじみのR・L・スティーヴンスンの古典エンターテインメントの新訳です。
悪とたたかうヒーローともいうべきフロリゼル王子が活躍する冒険シリーズで、本書には〈自殺クラブ〉篇の全3話と〈ラージャのダイヤモンド〉篇の全4話が収録されている。
なんせ19世紀のクラシック作品ですから、現代のエンタメとちがって、叙述がまどろっこしくて展開もかったるい印象を受けますが、それもふくめてレトロな味わいを愉しむべきでは。
新訳の刊行は、福武文庫版の河田智雄訳以来でしょう。
第1話の〈クリームタルトを持った若者の話〉は、河田訳ではシュークリームに変更されていましたが、これはそのままクリームタルトと訳しています。
南條・坂本訳は、ひなびた雰囲気を再現していて格調高いように感じられました。