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意識障害のある人とのコミュニケーション 
(2001-12-02)
通常、私たちは意識障害のある人とコミュニケーションがとれるとは考えないものである。しかし、この本は、Coma(昏睡)の状態にある患者とのコミュニケーションの方法について、患者の家族や知人の場合と、治療者の場合とに分けて、段階的に詳細に説明をしている。
技術的には、最も初歩的な段階では、患者に近寄り、患者の呼吸にあわせて呼吸していき、患者の様子を良く観察するなどのテクニックが書いてあり、「なるほど」と思わせられたのだが、もっと大切なのは、コミュニケーションをとろうとする人が、自分のフィーリングをコミュニケーションの重要な道具にしなさい、ということである。
この本の著者は、「プロセス指向心理学」の創始者であるアーノルド・ミンデルの妻である。この本のテクニックは、このプロセス指向心理学に基づく「プロセス・ワーク」を理解しておくと、より深く理解できると思われる。