Riding the Bullet
Josh Hamilton Simon & Schuster Audioworks
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価格:¥ 2,258
発売日:2002-05-01 /只今品切れ中
カスタマーレビュー
おすすめ度:
月夜のヒッチハイクにご用心 
(2003-07-14)
■ 郷里の母親が脳卒中で倒れたという報せを受けてヒッチハイクで病院へむかった「僕」が体験した恐ろしくも奇妙な月夜の物語。
■ たった 68 p の作品なのに一大長篇『IT』よりよほど怖い。小説や歌詞、ジョークなどが実に効果的に引用されていて、それらがひとつひとつのエピソードに現実味を与え、いやがおうにも恐怖感を盛り上げる。とはいえ、単なるホラーで終わらないところがキングらしい。母ひとり子ひとりの家族が懸命に生きてきた日々が、さりげなく透けてみえるように描かれている。前半さんざん怖がらせておいて、最後にほろりと泣かせるなかなかにニクイ演出だ。まさにひとつぶで二度おいしい作品。
大人になること 
(2002-04-25)
この作品は「大人になること」をテーマに書かれているように思う。たった一人の肉親の母が病に倒れ、ヒッチハイクで病院に向かう一人息子。「母の命か自分の命かどちらかを選べ」と邪悪な何者かに選択を迫られる。親を乗り越えて自己を確立していくのが、ある意味「自立」であるなら、この作品は暗にそれを示唆しているように思える。若い読者が、主人公に気持ちを重ねながら読んでほしい一冊だと感じた。
不条理 
(2002-01-26)
スピード感溢れる展開。一見単純な童話かと思うが、途中で親子の関係に関わる不条理めいた話を見事に埋め込んでいる。カミユの「異邦人」程難解ではないが、読後に妙に変な気分が残るところがいい。
キングの筆力に脱帽 
(2000-12-20)
さすがキングという一編。母一人子一人だが今は母と離れて大学に通うアランが、母が倒れたという知らせを聞いてヒッチハイクで見舞いに駆けつける。ヒッチハイク・ジェットコースター・墓地・マスタングetc、道具立てにも目新しさはない。それなのに、ただこれだけの話をここまでサスペンスフルに書けるとは!!そして、気持ちよく読者を裏切りつつ重いものを残す結末へ・・・。うーん、キング恐るべし。もともと電子出版である本書が翻訳された形で読めるのは、日本を含め4カ国のみとのこと。この作品が邦訳された(しかも白石朗氏の訳で!)ことを喜びたい。
傑作短編 
(2000-12-01)
キングの短編といえば、いまひとつおもしろくないという印象をもっていた。しかし本書は違う。長編小説にみられるキングらしさがこの短編にも十分生かされ、全編ハラハラドキドキの連続。内容はグリーンマイルやDifferentSeasons等の文芸的中編に近く、読み終わった後も自分の生き方や物事の考え方について考え込んでしまうほどの読後感。自分を見つめ直したいひとにおすすめ。