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Vikas Swarup
Scribner

グループ:Book /ランキング:81714
価格:¥ 1,458
発売日:2008-08-12 /只今品切れ中
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
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 インドに暮らすウェイターの少年Ram Mohammad Thomasはテレビのクイズ番組に出場して次々と正解を重ね、最高賞金10億ルピーを獲得する。しかし番組責任者は、満足な教育も受けていない孤児の彼が難問に答えられるはずがないとばかりに、彼をイカサマ容疑で警察に告発してしまう。逮捕された彼が語り始めたその生い立ちに、クイズに答えることが出来たワケが散りばめられていた…。

 著者Vikas Swarupはインドの外交官。300頁超の小説ですが、英語は平易きわまりないといえるほどで、大学受験を控えた日本の高校生にも難なく理解できるくらいです。
 荒唐無稽な部分もありますし、少年少女向けの寓話といってもよいかもしれません。

 この小説が語るテーマは、人間はいかにして学ぶのかということです。
 人間は既存の学校教育の中だけではなく、人生において様ざまなことを学び、そのことのほうが、学び舎(や)で学ぶことよりも尊い場合が多いのだということを扱っているのです。
 主人公の少年の“学び”は安心安全な場で通常得られるものよりも、危険な手段を通じて獲得したものであるがゆえに、まさに骨の髄までしみこんで、彼の人生を大きく駆動していく力強さをもっています。そうした経験を得ることは、誰にでもできることではありません。読み終わると彼の危うくも波乱に富んだ人生が、なにやらうらやましく思えてくるほどです。

 ダニー・ボイル監督の手でされた映画化作品は、かなり換骨奪胎されているとも聞いています。日本で公開された暁には、この小説と比べながら見てみるのが楽しみです。




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