Dreams of a Final Theory
Steven Weinberg Vintage Books
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価格:¥ 1,724
発売日:1994-01 /通常10~12日以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
単なる物理学の本ではない 
(2002-05-06)
邦訳では『究極理論』("final theory")と題されているが、ワインバーグ(ノーベル賞物理学者)が言いたいことは決してそれがいわゆる「究極」ではない。究極とか"final"というのは定義上「そこから先はない」という意味だが、彼は仮に"final theory"が構築されたとしてもそれで科学が終わるものではないとしている。彼が言いたいのは、未解決の問題が存在することが人類にとって必要であり、その解決を夢見ることが幸福であり、世界中の知性を惹きつけてやまない、その一つが"final theory"だということだ。
観測される事実が無矛盾に説明できる理論は、観測される事実の範囲に依存する。我々が「この世界」にいる限り、あらゆる技術を駆使して直接観測される事実は所詮この世界にとっての万物の理論でしかないかもしれない。
我々が考えている"universe"とは、それが如何に広大無辺なものであろうとも多くの異なる世界のうちのひとつに過ぎないのかもしれない。
本書は既存の枠組にとらわれず、かといって論理の飛躍に陥ることなく、純粋に知的好奇心を飛躍させてくれる。