レビュー(Amazon.co.jp)
挿絵つき『Who Moved My Cheese?』パロディー版。4人(?)のキャラクターがチーズを探しながら迷路を進んでいく、という寓話(「グゥ」の音も出ないふざけた「話」)。読者は、「チーズ」が人生において手に入れたいものの象徴であることを念頭に置いて読むといい。たとえば成功、自信、立派な家、愛情にあふれた夫婦関係、完璧な子どもたち、忠実な飼い犬、室内水洗トイレ、うまいチャイニーズフード、数百万ドル(税抜き)のキャッシュ、相手をとっかえひっかえ楽しむ脳天のぶっ飛ぶようなセックス…。
「迷路」はあなたの人生における、ひねりの利いた、どんでん返しのある、もつれにもつれた、強盗のうようよいる「路地」の象徴だ。そのうえ、この本ではあなたは「ネズミ」という設定だから、迷路をゴール目指して進むこと自体、かなり難しい挑戦であるはずだ。
最後の「Psychobabble on the Wall」までたどり着けば、変化と付き合う方法と、人生を楽しく、満足のいくものにする「チーズ」の見つけ方がわかるはずだ。だけど、チーズが見つからなくたって慌てちゃいけない。そういうときは、クレヨンを持ってきて挿絵に色を塗るべし。ぬり絵は楽しいし、セラピー効果もある。…ただし本は返品不能になるからご注意!