カスタマーレビュー
おすすめ度:
ニューアプローチ? 
(2006-11-10)
書籍名に「ニューアプローチ」とあるから論文集?と思いきや、KMV、CreditMetrics、McKinseyの各手法を基本的なところから説明してある解説書である。本書はビギナーレベルの実務家を想定していると考えられるが、自分のようなシステム関係の仕事をされている方にも薦められる。Exposureを計算するソフトを開発した時に、一部参考とした。但し、金融商品全てに関するExposureの計算式を書いてある訳ではないので、注意されたい。
章立てが良く、手法毎に簡潔にまとまっているので飽きないで最後まで読めた。また非常に基本的な統計の公式を使っているため、文系の方も統計学を一通り理解していれば難なく読みこなせると思う。グラフと表が多く分かり易い。
出版されてから時間が経っているが、この書籍が発売された頃はBISルールを絶対視する気風があったように思われる。(銀行の方々にシステム要件として提示されていたから、そう思っているだけかも知れない)そのBISルールについて、相関(ポートフォリオ・エフェクト)とネッティングを考慮していないケースがあり「不完全」と冷静に指摘している。
世界の優れた金融マンは更に優れたモデルを開発しているのだろう。これから新しい手法を学ぶときに、いきなり難しい論文ではなくこういう書籍からスタートする方がこの分野を嫌いにならずに済むと思う。
クレジットリスクに興味がある方、仕事で使う方にとっては決して高い買い物ではないと思う。
クレジットリスクについての基本書です 
(2005-01-29)
体系的にクレジットリスクについて学びたい学生には必読の書だと思います。
この分野の様々なアプローチについて、それぞれ詳しく説明してありますので、全体像を掴むのに最適。まず1冊目に手に取りたい良書です。英語が得意でない方は、日本語訳(この版ではないですが)も出ているので、そちらを読むほうがいいかもしれません。