The Case Against Israel's Enemies
Alan M. Dershowitz John Wiley & Sons Inc
グループ:Book /ランキング:174710
価格:¥ 3,225
発売日:2008-09-29 /通常8~13日以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
この種の作品は激しいな。 
(2008-10-16)
相変わらずの教授節です。今回はイスラエルの敵に対する攻撃が主となりますので、その準備も執拗なようです。かなりのresearch assistantを動員して、カーター元大統領の著作も徹底的にその事実関係の誤謬とその背後関係が吟味され追求されています。もっともカーター元大統領自身かなりいかがわしい部分がある点は、朝鮮半島への関わり方においてすでに日本人にはおなじみの点ですが。「israel lobby」の著者の2人も、その著作のアプローチや出展のほとんどが第二次資料に依拠している点で徹底的に指弾されています。もっとも教授自身も批判のプロセスの中でかなりこの種のアプローチに依存している点は皮肉です。ただthe case against israels's suicidal enemiesの部分は力が入っています。ここでは、古典的な国際法の盲点を徹底的に利用して非戦闘民の立場に逃げ込みまたその非戦闘員を徹底的に政治的に利用するアラブのテロリストのシニカルな非道徳性が厳しく批判されます。ここで呈示されるのは、lesser evilを求めざるを得ない政治的な選択の悲劇性です。ところでイスラエルの学者を学会からボイコットするという動きは初耳でした。