Looking for Rachel Wallace
Robert B. Parker Dell Pub Co
グループ:Book /ランキング:930
価格:¥ 826
発売日:1987-09-01 /通常24時間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
秋の夜長のハードボイル再読【スペンサー】 
(2006-11-03)
タフなスペンサーが雪のボストンの町を縦横無人に駆け巡る。やっぱりスペンサーは裏切りません。本書も十数年ぶりの再読でしたが、スペンサーの活躍に心奪われてしまいまいました。
脅迫を受けている、スペンサーと全く異なる女性、レイチェル・ウォレスを探し出すストーリー。でも本書からはストーリーの面白さだけでなく、スペンサーの生き様、男としてはここを感じ取って欲しい。真の男になるのは容易い道のりではありません。信念、身上が「男」にならなくてはなりません。そんな男の作法が本書には詰め込まれています。
本書との出会いは村上龍のエッセイ。その中で彼は同シリーズの「初秋」も薦めていました。当然わたしもオススメです。
ありとあらゆることで相反する依頼人と探偵 
(2004-10-21)
女性解放論者でレズビアンの著述家レイチェル・ウォレスを護衛する仕事がスペンサーに舞い込む.信条からライフスタイル,もろもろの趣向までありとあらゆることで相反する2人は早々に決裂し,その後レイチェルが誘拐されてしまい,彼女を捜索することになるスペンサー.頑固で折り合いの悪い2人が,ぶつかり合いながらもしぶしぶ相手を認め,最後には友情を結ぶまでの過程がこの話の肝か.こういう過程を書かせたらパーカーの右にでるものはいないのでは.2人の会話の変化も面白い.
パーカーの中でも好きな作品 
(2004-08-13)
レイチェル・ウォレスとスペンサー。マッチョなスペンサーと女性解放論者でレズビアンのレイチェル・ウォレス。ふつうなら相容れないであろう二人が、ぶつかりあいながらも友情を結んでいく過程が、パーカーの淡々とした筆で描かれている。
「初秋」のポールもそうだが、パーカーは登場人物をよく泣かせる。そして、この涙が、彼らを縛っているものから解放し、別の人間に生まれ変わるような作用を果たしているように思う。この作品の中でもレイチェルとパーカーが抱き合って泣く場面が出てくるが、この涙が彼らの中にある偏見や頑な心、そういったものを全て洗い流し、新たな友情を結んだ証となっているのである。
全く考え方の違う人間同士が互いを認めあい、友情を結ぶことは難しいかもしれない。特に自分を持っている人間ほど、自分を変えることはより難しくなるだろう。しかし、そうしたことをすべて乗り越えた人の姿は美しくも清々しい。このシリーズの中では、スペンサーとホーク、ポール、レイチェル(スーザンも含めてよいか?)と、人種や年齢、信条の違いを乗り越えて、互いに認め、尊重しあう姿が多く描かれる。この姿こそが、このシリーズ全体を通してのテーマなのかもしれない。
3大傑作 
(2001-09-27)
スペンサーシリーズ初期の傑作です。精神的に自立した男と女の係わり合いの妙。