The Last Book In The Universe
Rodman PhilbrickW. R. Philbrick Scholastic Paperbacks
グループ:Book /ランキング:-
価格:¥ 281
発売日:2005-06-04 /只今品切れ中
カスタマーレビュー
おすすめ度:
絶望の中に確かにある希望 
(2008-03-16)
大地震によって壊滅的な打撃を受けた世界。
この世界に生きる人間は、大きく二つに分かれる。
旧都市部の廃墟で、それぞれの地区を力で支配するリーダーの下、飢えと暴力に怯えて暮らすnormalsと、
汚染された空気から守られ、外部から隔離されたEdenに住み、遺伝子操作によって完璧な容姿と知能を備えたproovs。
養親に捨てられたSpazは、自分より弱いものから奪い、リーダーの保護下に入ることで生き延びてきた。
しかし、幼い頃から白血病に犯されていた、血のつながらない妹Beanが、死を前にしてSpazに会いたがっていることを知り、妹のもとに駆けつける決心をする。
しかし、リーダーの支配下を抜ける地区間の移動は、命をかけた裏切り行為となる。
妹がまだ生きていますように… そのはかない希望にすがるように始まった旅は、
誰も読まない、読み方を知らない本を書き続ける老人Ryter、
獣のように一人で育ち、言葉を知らないLittle Face、
そしてproovsの少女Lanayaと出会い、絶望の世界の中に希望を見出す旅となる。
ハッピーエンドとは言いがたく、どちらかというとバッドエンドの要素の方が多い終わり方かもしれない。
でも、未来につながる希望が確かに感じられて、読後感はすごく良い。