Farewell, My Lovely (Vintage Crime/Black Lizard)
Raymond Chandler Vintage Books
グループ:Book /ランキング:28934
価格:¥ 1,645
発売日:2002-06-18 /通常24時間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
時代を感じさせない 
(2007-08-09)
英文でしか読んでいないので、日本語訳の訳調はわからないが、
文体は確かに現代作家が使用する英語に比べかなり癖があるが、
よんでいるとその文体があーチャンドラーだとしみじみ思う。
内容も書かれた時代を感じさせない(とはいえアメリカ特有の
時代の感じはでてくるが)ものであり、最後まで気が抜けない
面白さをもっている。
なれないと初めは文体に苦労する部分があると思いますが、
是非原書で読んでください。
味わい深い英文。「馬鹿なこと」とわかりつつ、恋人を求める男の物語 
(2006-05-03)
『長いお別れ(The Long Goodbye)』と
並ぶチャンドラーの傑作ですけれども
負けず劣らずお気に入りです。
英語に関しても、後期作品である
『長いお別れ』よりも親しみやすい
と思います。
「チャンドラーの英語は翻訳
すると滋味が失われる」と清水俊二
先生がお書きでした。まさにその
とおりだと私が実感したのも本作です。
たとえば、本作後半でマーロウを助ける
「レッド」という人物。清水先生の翻訳では中々紳士的な
言葉遣いをしています。しかし、原書では
かなりブロークンな英語を話しており驚きました。
では、本作品のキーパーソン
大鹿(moose)マロイの英語は?
それは読んでのお楽しみです。
『長いお別れ』でのテリー・レノックスと
マーロウの友情も胸中に留まります。しかし、
馬鹿なことと自覚しつつも昔の恋人を
求めるマロイの哀歓にも捨てがたい魅力があります。
名批評家エドマンド・ウィルソンも
気に入ったという一冊、ぜひとも
原書で。