The High Window (Vintage Crime/Black Lizard)
Raymond Chandler Vintage Books
グループ:Book /ランキング:45266
価格:¥ 1,566
発売日:2002-06-18 /通常24時間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
ふんいき 
(2007-01-11)
1942年の作。マーロウの日常の雰囲気を楽しむための小品といった趣あり。清水俊二さんの訳ですが、田中小実昌さんのも読み比べてみたいものです。
古い探偵小説だから仕方ない 
(2003-05-27)
探偵小説を読むのは10年ぶりくらいかもしれない。この作品も仕事がらみである。マール・デイビスの症状が興味深いことを専門誌で知り、確認作業としての読書であった。このごろ目の疲れがひどい上に、読みたくて読んだ作品ではないから、やっつけ仕事であったことは否めない。本作が絶筆となった訳者には、本当に申し訳ない読み方である。
訳文はまったくの翻訳調で、主人公のマーロウはじめ、みな古い吹き替えドラマみたいなものの言い方をする。肝心の筋書きも、主人公の行くところ少しずつ順調にヒントが転がっていて、まことに直線的な運びである。よく言えば無駄がない。しかし、「世の中そんなにうまくいくものか」という気がする。
作りものの(そりゃそうだ)探偵小説としては、きっとよくできち?いるのだろう。しかし、リアリティーに欠ける。論理性も甘い。こういう独特の西洋的雰囲気がたまらない、という人にはきっと魅力あふれる作品なんだろうけれど、どうも私には縁遠いようだ。残念ながら。