カスタマーレビュー
おすすめ度:
読むと、とても元気をもらえる作品です。 
(2006-12-20)
退役後、友人とベンチャーを立ち上げ成功するのですが、悪女にだまされ一文無しに。
何もかもなくして、コールドスリープで未来へ放り出されるのですが、めげない!
とにかく、前向きに、積極的に、果敢に、試練に立ち向かって最後は大逆転。
頭の禿げた30男が、かっこいい!
私のブログ「いそがし父さんの読み聞かせ・・・プラス!」でも紹介させてもらいました。
日本語のルビも適度で、翻訳本を見てなくても十分楽しめると思います。
もちろん英語の得意な方は、彼特有の粋な英語表現も楽しめます。
SFも時間物も大好きですが、ジャンルを越えた面白さがあります。
ピートの猫語 
(2005-02-25)
ロバート・A・ハインラインの「夏への扉」、ずいぶん前に日本語で読んだのですが、ストーリーが面白かったことと、何よりも夏の扉を探す猫のピートが印象に残っていました。
今回、知らない単語などはそのままにして、英文で読んでもやはり面白かった。タイム・トラベルの辻褄合わせも楽しめますし、21世紀の現実との比較も面白い。
真冬のコネチカット州の古い農家で、何処かのドアが夏へ通じているはずだと思っている猫のピートは、ひとつひとつのドアをあけて、外には雪しかないことを確認するまで納得しない。ピートのしゃべる「猫語」とあわせて、我が家の飼い猫と重ねてしまうのは私だけでしょうか。「夏への扉」はタイム・トラベルのメタファでもあるわけです。
山下達郎の同名の曲は、この小説をベースにしているそうです。
タイムトラベルものの古典 
(2003-09-14)
巨匠ロバート・A・ハインラインの傑作で、SFのタイムトラベルもの元祖みたいな作品です。コールドスリープ(冷凍睡眠)で1970年から2000年に行く内容ですが、その未来社会の2000年も既に過ぎ去ってしまったのですね。初めて読んだのは、中学の時なので少し感慨深いです。
ウェルズのタイムマシンに比べれば、文明とか大掛かりな視点はないけれども、70年代の発明家兼技術者の主人公の時間と年齢を超えた恋の成就は、爽やかな印象を残します。とにかく、読後感の良い作品です。ちなみにネコの名前である護民官ペトロニウスは古代ローマの実在の人物なんですね。
上質のSF、初夏の空を感じさせるみずみずしい読後感 
(2003-06-12)
1970年のアメリカ合衆国の社会を背景として主人公の30歳の青年エンジニアが30年後の2001年の社会とタイムトラベルする物語。科学技術と社会の進展をディテールにまで予測した著者の想像力の豊かさには脱帽させられる。2003年に読んで何らの違和感もない。また、個性的な表現をする主人公の愛猫ピートとのやりとり、年齢差を越えて理解しあう少女と結ばれる結末の意外さ、洒落た文体など、とても水準の高い作品である。講談社ルビー・ブックスの中で最上級の作品のひとつではなかろうか。英語の難しい単語や文章のルビの付け方もほどがよく、気の利いた原文の言い回しが自然に頭に入ってくる。英検3級、TOEIC550点程度で十分に読了できる。