2061: Odyssey Three
Arthur C. Clarke Ballantine Books (Mm)
グループ:Book /ランキング:80337
価格:¥ 916
発売日:1991-01 /通常24時間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
ハレー彗星とエウロパの表面はどうなっているかの仮説 
(2006-01-23)
宇宙の旅シリーズの第3弾です。本来ならシリーズ第3弾は『20,001年宇宙の旅』というタイトルの完結編になる予定でした。ところが、執筆準備をしていた1986年にハレー彗星の地球への接近というイベントがあった為に、クラークはハレー彗星についての作品を書きたいと思い立ち、完結編の前にこの作品が登場したとのことです。2061年というのはハレー彗星が次に地球に接近する年です。この為、クラークの興味はハレー彗星の表面がどのようになっているかの仮説を展開することに向いており、シリーズ本来の本筋からはちょっと外れている感じもします。
それでも、中盤からは木星の衛星エウロパを探査していた宇宙船が難破してしまい、ハレー彗星の探査をしていた別の宇宙船が急遽救出に向かうことになるというやや強引なストーリー展開によって、前作で謎とされたエウロパへと舞台が移ります。しかし、完璧に謎解きはされず、第4弾『3001年終局への旅』へと興味をつなぐエンディングとなっています。
生き生きとした奇跡 
(2002-04-05)
もしあなたが、生命や宇宙の神秘に興味があるなら、必ず読むべき作品であると私は思う。
クラークは、確かに最新の研究の成果を作品に取り入れることのできる、ハードSF作家だ。
だが、クラークの魅力は、その科学の成果に生き生きとした命を与えることにある。
例の海の場面で、あなたは、この本を読んでよかったと、心から思う、そう私は信じる。