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複雑な米国国際税法の骨格をこれだけ見事に分かり易く書いた本は他に無いのでは? 
(2005-05-29)
かつて米国で国際税務の仕事をしていた頃、この分野の基本的な枠組みを理解しようと、幾つかの専門書に当たりましたが、大部で最初から詳細な(枝葉末節な)部分に議論が及ぶものが多く、それが返って骨格の理解を妨げる原因となりました。この本は米国law schoolの学生には良く知られたNutshell Series(このシリーズではcontract, corporation, partnership, criminal law等々様々な法律分野の本が出ており、新書版サイズよりも少し大きめのサイズで400-500ページ程度の手頃な分量で当該法律分野の基礎マスターを目的としているようです)の1冊であり、とにかく論理的な説明の展開が基本部分の理解を大いに助けますし、それでいて米国国内税法との関連にも言及されているという気配りが有難いです。また本書は米国国際税法の第一人者による著書であり、改訂版も2年に1度程度のペースで出版されているようです。