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The Pianist: The Extraordinary True Story of One Man's Survival in Warsaw, 1939-1945 (Recent Picador Highlights)
Andrzej Szpilman
Anthea Bell
Picador USA

グループ:Book /ランキング:19922
価格:¥ 1,346
発売日:2003-01 /只今品切れ中
カスタマーレビュー
おすすめ度:
本当の歴史の証人  (2008-06-02)
 先に映画を見て本を手に取りました。映画より凄いです。
 第二次大戦下のポーランドで、絶滅収容所送りを辛くも逃れ、五年間を這いずり回って逃げ延びたピアニストの自伝です。
 同じユダヤ人のアンネ・フランクが、捕まるでの日々しか書き残せなかったのに対し、生き残った彼は成人男性の洞察力で、ナチス・ドイツ占領下のワルシャワで何が起きていたのかを、克明・冷静に記しています。
 前半ではゲットーでの日常や、気にかかっていた瑣末な事、後半では生存に掛かる身体感覚に関する描写が非常に多く、一般の小説よりも濃厚に読者へ伝える力を持つ、素晴らしい文章です。
 死体が街路に転がっている、程度の話なら誰でも容易に想像できるかもしれませんが、紙に包んで転がしてある、という描写に、理不尽な死が日常と化していた事を実感させられ、想像を絶する世界だったと理解しました。
 埃っぽく湿った陰鬱な空気が行間から滲み出てくるようです。
 また、彼の命を救ったドイツ人将校の事も巻末に載っていますが、数少ない心ある彼の様悲惨な末路を読むと、人間という存在の絶望的な醜さと同時に、希望も感じるでしょう。


戦争時のピアニスト  (2008-02-23)
ユダヤ系ポーランド人が置かれていた複雑な立場。
戦争時におけるピアニストという仕事の役割。
シュピルマンが歴史に翻弄される姿を現している。
DVDでは音楽系の映画らしい、映画と映像がよくあっている。
DVDを見ながら、読むのがよいかもしれない。
ps.
古典音楽への導入の一つの入り口としては、やや大人向けである。
第二回本屋のオヤジのおせっかい、中学生はこれを読め!対象作品。

悲しすぎる感謝状  (2006-04-29)
この本を読んで気がついたのですが、シュピルマンはドイツ人将校の
行方を確認するためにこの本を書いたのではないでしょうか。

友人の証言でその時あまりいい状態でなかったドイツ将校。
本当は彼が安全に家に帰っていて感謝を述べ、一緒に狂気の時代が
過ぎ平和な世の中に生き延びたことを喜び合いたかったのだと
思います。

ソ連軍にひどい扱いをされているのであれば彼の善行を声高に叫んでいる
この本によって彼が救われることを強く望んだのではないでしょうか。
だから戦争が終わってすぐにこの本を書いたんじゃないでしょうか。
(実際は政府の圧力によりドイツ人将校のことをオーストリア将校と
偽って書かされ、出版されるも圧力によってすぐ出版差し止めを受けた)

その後将校の名前をつきとめたシュピルマンは出来得る限りのことを
しましたがソ連軍から取り戻すことはできませんでした。
ドイツ人将校は戦後7年ソ連軍の牢獄に入れられ、精神的にも
肉体的にも苦悩の中、亡くなりました。。

この本が再出版できるようになってから実際になされるまでに
10年もの時間がかかったのは、ドイツ人将校を助けることができなかった
自分をシュピルマンが口惜しく思っていて出版を拒んだからのようですし。

本当に悲しい。。
でも、だからこそ絶対に次の世代の人間に語り継がれなくては
ならない実話です。

戦争とは何か・人の本質と何かを教えてくれる必読本  (2005-01-24)
映画を観て深く感動し、是非原作を読んでみたいと思い購読しました。
この本では、想像を絶するほどの数奇で残酷な体験を、全くと言っていいほど感情を入れずに淡々とした文章で綴られています。
過去の時々の状況を端的に表現するだけのほんの一言から、作者のありあまる悲しみや憤りが伝わってきます。

この本を読んで考えさせられたもの、それは、「なぜに人は人に対してこんなにも残酷になれるのか」、「どんな不条理な状況でも人は人として尊厳を失わずに行き続けられるものか」と云うことです。
この本を読むと、人の中にある本質を考えずにはいられません。

私がこの本を読んで個人的に感じたことですが、人は二つのタイプに分けられるのではないかと。一つは、時として他人に対して残酷に振舞える人と、どんな状況下でも善良であり続ける人です。
その二つの差とはなんなのか? そして、自分はどうなのかと?

本の最後に、シュピルマンを助けたドイツ将校の日記が載っています。それを読むと、良心をすてられず迫害される側にいる人の苦悩がよくわかります。

本の中で何度も語られるフレーズの「こんなことをしても意味がない・・」が心に残ります。
まさに、戦争下で起きるすべてのことがそうであると感じさせる言葉です。

この本は、戦争とは何か・人の本質と何かを教えてくれる、人類にとっての必読本でしょう。


戦争とは何か・人の本質と何かを教えてくれる必読本  (2005-01-24)
映画を観て深く感動し、是非原作を読んでみたいと思い購読しました。

この本では、想像を絶するほどの数奇で残酷な体験を、全くと言っていいほど感情を入れずに淡々とした文章で綴られています。
過去の時々の状況を端的に表現するだけのほんの一言から、作者のありあまる悲しみや憤りが伝わってきます。

この本を読んで考えさせられたもの、それは、「なぜに人は人に対してこんなにも残酷になれるのか」、「どんな不条理な状況でも人は人として尊厳を失わずに行き続けられるものか」と云うことです。
この本を読むと、人の中にある本質を考えずにはいられません。

私がこの本を読んで個人的に感じたことですが、人は二つのタイプに分けられるのではないかと。一つは、他人に対して残酷に振舞える人と、どんな状況下でも人間性を失わない人です。
その二つの差とはなんなのか? そして、自分はどうなのかと?

本の最後にシュピルマンを助けたドイツ将校の日記が載っています。それを読むと、迫害される側の苦悩とは逆の、良心をすてられ迫害する側にいる人の苦悩がよくわかります。

本の中で何度も語られるフレーズの「こんなことをしても意味がない・・」とは、戦争下で起きるすべてのことがそうであると強く感じます。

この本は、戦争とは何か・人の本質と何かを教えてくれる、人類にとっての必読本でしょう。




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