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Good Capitalism, Bad Capitalism and the Economics of Growth and Prosperity
William J. Baumol
Robert E. Litan
Carl J. Schramm
Yale Univ Pr

グループ:Book /ランキング:41445
価格:¥ 3,074
発売日:2007-05-22 /通常8~13日以内に発送

カスタマーレビュー
おすすめ度:
資本主義の在り方を問う  (2008-06-30)
タイトルに"Capitalism"と入っているので敬遠するかもしれない。でも編者の一人、ボーモルはボーモル・オーツ税やコンテスタブル・マーケットの理論で著名な経済学者なのでご安心!

資本主義経済のありかたは一つではないことを強調している。(1)国主導の経済、(2)寡占、(3)大企業中心、(4)起業家中心と4つにわけているのだ。(1)だと間違った方向に過剰な投資がなされたり敗者と勝者が間違って選ばれたりといったことが起きる。(2)や(3)だと巨大企業の維持が政府の役割になる(そして賄賂へ)。それゆえ経済成長にふさわしいのは起業家中心の経済とされている。大企業は新しく生み出された製品を市場に広めることには向いているけれど、リスクはとらない。経済に新しい活力を生み出す起業家を育てることこそ経済成長にとって非常に重要だという点が一貫して主張される。

もしかしたら経済成長なんてごめんだって人もいそうだ。でも今後の高齢化社会を控え、医療費や福祉がGDPに対して占める割合はますます高まる。あのアメリカだって2075年には2割になりそうなのだ。

おそらく日本人読者にとっては大企業中心の経済の何がまずいかを論じた7章が一番参考になるだろう。日本(とEU )は大企業中心とされていて、失われた10年の分析が載っている。貸し剥がし・貸し渋りなど起業家精神を阻むような状態が生じたことを思い返す読者は多いだろう。企業に必要なコストは、先進国の中では以上に高い指数を示していて愕然とした。なんと一人当たり所得の10.7%もしている!(アメリカは0.5%)

活力のある国にしていきたい人は読んでみるとよさそうです。



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