Case Files: Internal Medicine (Lange Case Files)
Eugene C. Toy McGraw-Hill Medical Publishing
グループ:Book /ランキング:38941
価格:¥ 3,589
発売日:2006-12-31 /通常24時間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
自習用に 
(2007-10-07)
本書の構成は、まず初めに1ページほど症例提示があった後、診断は?次にすべきことは?といった質問がきます。次のページからは症例に関する考察や、疾患についての説明がなされます。最後には簡単な問題がつきます。全部で60症例。
扱われている疾患はほとんどがcommonなもので、エピソードを読んだらあまり深く考えなくても大概のものはとりあえず正しい診断にたどり着けます。たまに難しいものも含まれますが、そういったものもよくよく考えると基本的なものです。なので、臨床をある程度習った学生でもとっつきやすいと思います。私はポリクリ中にやりました。
本文はあるテーマにそって進められます。ある時はその疾患の合併症について、またある時は治療についてだったり診断についてだったり。教科書をだらだら読んでいくと、疫学から症状、検査、治療といった順に何がポイントかわからないまま終わってしまうことがしばしばですが、症例が提示されているので、リアリティがある中で大事な点を学べるのがこういった本の良いところでしょう。アメリカの教科書らしく病態生理がよく書かれてる点も魅力です。referenceも新しいものが多いので、信頼できます。ただ、勉強会に用いるほど、深く考える部分は少ないと思います。自習用として使うことをお勧めします。
また本書は診断学を学ぶのを目的としたものではないように思われます。しかし、症例提示の部分はわりとしっかりとつくられており、なぜこのようなネガティブな検査をしているのか?他に調べるべきことは?などと考えることで鑑別疾患のあげ方をある程度学べる気がします。
ちなみにこのシリーズの小児科も持ってますが、そちらは症例のページ、本文ともに内容が薄いです。