カスタマーレビュー
おすすめ度:
英語でのコミュニケーション頻度の高い人にはお勧めです 
(2005-05-21)
一般論化することが適切かどうかわかりませんが、英語を外国語としてビジネスで日常的に使う一人として、常に自らにとっての課題だと痛切に感じるのが、互いの立場・利害・プライドといったものが絡む複雑な議論を英語で交わすような状況下で「どうすればassertive乃至はpersuasiveでありながらaggressive, abrasive, impoliteでない形で効果的なコミュニケーションを行い得るか?」ということです。私は明らかに英語でコミュニケーションをする時の方が、日本語での場合よりも「好戦的」な態度になりがちであることを認識はしていましたが、一方でそれを「そうすべきもの」と自ら是認しつつも、一方でassertiveが高じてabrasiveになってしまい、時に相手に不快感を与えていること、unpolishedだとの印象を与えていること等も少なからず感じ取ってきました。また、こうした面での上達を試み、関係分野の本を読んだりして、それなりに「なるほど」と思ったこともあったのですが、いまいちすっきりしませんでした。
この本がこれまでに読んだ本と異なるのは、本書では、コミュニケーション相手の言動・行動を自分がどのように「解釈」するかが自らの感情を左右し、その結果として自らの行動・反応・言動を支配するというメカニズムを明確にした上で、種々の例を用いながら効果的なコミュニケーションをおこなう為には、どのタイミングでどういう事に気を配って何をすべきか、を具体的に提示していることです。上達の為には意識して場数を踏む練習が欠かせないでしょうが、非常に実践的且つvividな英語で読みやすい内容となっています。
いろいろな使い方が出来るかと。。 
(2004-09-14)
ビジネスマンが英語が英語を学ぶとき、挨拶から離れて、ある程度のレベルに入ろうとすると必ず困るのが、単なる想定会話から離れて、ネイティブが入った環境でどういうふうに現実的な場面を考え出すかということです。よく見かける想定会話は、実務世界では「そう簡単に話が運ぶか!」というようなものばかりです。本当の世界では、いろいろなConflictがあり、そう一筋縄ではいかないのが普通ですね。
この本は会話本ではありませんが、そういう現実的で重要な場面の枠組みを見せてくれるので、こういう時どうするというディスカッションをするネタには最適かと思います。 Non-nativeにとって、そういう想定場面をnarrativeに説明するのは意外と難しくて、こういう時を想定したやりとりを考えてみようよと説明するだけで汗かきものです。 この本は、そういうネタを沢山提供してくれます。 この本、単独ではそういう場面を切り抜けることは出来ませんが、自身でそういう場面の練習を構築することが出来ると思います。
取り立てて斬新な内容ではありません。 
(2002-10-30)
本書は、人間関係や人生を大きく左右するような緊迫した会話の場面で、どういう対応をすべきかを考察した本である。テーマが興味深く、また本国の読者からかなり高い評価を得ていたので読んでみたが、内容はハウツーもので、別段あっと驚く秘訣などが紹介されているわけではなかった。この本を読んで大いに役に立ったという人は、よほど普段から他人との折り合いが悪く、しょっちゅう周囲といざこざを起こしているような人ぐらいではなかろうか。もっと多くの実例が挙げられていれば参考になるのだが、理論やテクニックの紹介が多く、人と人との会話をすべてマニュアル化しようとしている姿勢を感じた。とはいえ、当たり前のことを当たり前に実行することは難しいので、基本的な会話術の本としては良い本だと思う。英語は、Reader's Digestが楽に読めるレベルなら特に難しくはない。