ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
グループ:DVD /ランキング:165
価格:¥ 2,972
発売日:2008-08-08 /通常24時間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
人間の物悲しさが、後になって残る映画だった。 
(2008-09-04)
今はもう、老人が生きてゆける国はないんだよ、
老人が理解できる世の中じゃないんだよ・・。
引退する保安官、トミー・リー・ジョーンズから、
そんな年老いることの悲哀みたいなものを感じた。
自分の人生を、一生懸命に生きてきたけれど、
いま世の中で起こっている出来事がわからない。
人の良さそうな老人たちが、殺し屋シガーに
目をつけられるたびモヤモヤするものがあった。
ヘミングウェイの「老人と海」に感じたような
人間の物悲しさが、後になって残る映画だった。
すみません、伝わらなかったかも 
(2008-08-31)
えっと、この虚無感が一番伝わったと言うことなんでしょうか…。何となくわかったような、わからなかったような。
トミー・リー・ジョーンズの目線で観なければダメ 
(2008-08-31)
この作品普通に観ていると麻薬取引の銃撃戦跡地から大金を奪ったモス(ジョシュ・ブローリン)といかれた殺し屋(バビエル・バルデム)の対決に感情移入してしまう。これだと何も生まれず期待したカタルシスも何もない結果になるだろう。
実はこの作品は、敏腕老保安官(トミー・リー・ジョーンズ)の体験を映像化したもの。モスと異常な殺し屋との対決は犯罪現場に見た老保安官の嗅覚により彼の脳裏で再現された映像を観ていると理解した方がいいのかもしれない。
なので、終盤いきなり老保安官の視線になる展開になっているのと、冒頭の「魂をかける時はOKという」というセリフがドア越しに殺し屋と老保安官の緊迫した対面(?)として表されているのはこのためと思う。この事件によって、「昔の保安官は銃を携帯していなかった」という過去が、彼が体験する異常な殺し屋の殺しの足跡で否定され、理解を超えた現象として老保安官のストレスとなる(現に映画の初めは老保安官も銃を所持していないが、殺し屋とのと対面時には銃を所持している)。これが、最後に老人にとって住みにくい国(原題の「NO COUNTRY FOR OLD MEN」)というテーマを表すことになる。
なので、こころして前半はあまり出てこないが、トミー・リー・ジョーンズ演じる老保安官を中心に観てみることをお薦めする。そう観ていくとなるほどと納得できる作品だろう。
ところで、ジェームズ・ブローリン(「カプリコン1」とかの)の息子のジョシュ・ブローリンが遅咲きだが高い評価を受けているところも観どころ。ただ、相変わらずコーエン兄弟が犯罪ものを描くと殺しのシーンがエグイ。結構ショッキングなのでその手が苦手な方や子供と観るのはお薦めしない。
やっぱし、『ビッグ・リボウスキ』が好きだな、僕は。 
(2008-08-30)
まずは、「面白かった」
映像も美しかった。
確かにクールな映像であるのだけれども、僕は「ビッグ・リボウスキ」の方が好みです。
彼ら独特の、思いもかけず、ついつい「巻き込まれてしまった運命のいたずら」的展開が好きなので(人生ってそういうものだと思うので)、運命というかちょっとしたタイミングに翻弄される人々の人生を題材にしていた、これまでのものとはちょっと異なっていた。
確かに、今回も、ひょんなことから大金を手にして、殺し屋に追われるはめになったと言う点では、彼ら独特の「人生メリーゴーランド」的映画ではあるのだけど、ペーソスというか、可笑しさが欠けていて、げらげら笑うところがありません。
やっぱし、『ビッグ・リボウスキ』が好きだな、僕は。
でも、コーエン兄弟は素晴らしい哉 嗚呼 !!
この映画を気持ち悪く怖くさせているのは、あの髪型とガスボンベだと思う。 
(2008-08-26)
現実的にいそうな、とにかく気持ち悪い顔の殺し屋いかれ野郎、シガー。
いつも無表情で直立不動、おそらく自分でもかわいいと思っている奇妙な髪型、がたいが良く俊敏、若干知的でもあり、一見凶器にみえないガスボンベを使った空気砲や完璧なサイレンサーを装備したライフル、シンプルに揃えた武器で冷静に人を簡単に殺していく。
ガスボンベのバルブを手でゆるめてシューと音をたてる所が怖い。
好きな飲み物はミルク。
ぐちゃぐちゃに負傷しても無表情で注射を打つなり、自分自身を手当てする。
途中、シガーに無線探知機で追われている時はかなりドキドキした。
一度こいつと会話が始まると終わり、顔を見たものはほぼ殺される。
彼には何を言っても無駄。彼にはon,offがない。
人間としての良心的な感情、動揺や迷いがなく、ゴットファザーとかよりもたちが悪い。
演技というよりも本当に実在しているんじゃないかと思ってしまう。
最後まで奴と互角に戦ったベトナム帰兵の男、ルウェリンがとても頼もしかった。