ベン・ハー 特別版(2枚組) [DVD]
ルー・ウォーレス ワーナー・ホーム・ビデオ
グループ:DVD /ランキング:3050
価格:¥ 1,500
発売日:2008-04-11 /通常24時間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
濃く、深い、歴史絵巻 
(2008-09-16)
ベン・ハーといえば、圧倒的迫力の
戦車競争や、海上での戦闘シーンなど
“スペクタクル”性が強調されつつもあるが、
実際はたいへんに「静」の描写も巧みであることに驚かされる。
21世紀の“スピード”とはまた違った
空気の流れともいおうか、アクション性満載の
戦車競争シーンにしても、その描き方は実に
淡々としたもの。バックに劇的なBGMは一切流れない。
馬と馬車が駆ける音、鞭打つ人の叫び声、
大衆が発する歓声。それのみ。
しかし、だからこそのリアルが目の前に迫ってくる!
イエスが教えをとき、最後には磔にされていく
展開や演出も良い。決しておしつけがましくなく、
まさに“慈悲”を象徴するかのような表現は
キリスト教徒でなくても、ココロが洗われるよう。
暖かなな日常から一転、過酷な波間に突き落とされたハー家。
ヘストン演じるユダもそうだが、彼の母や妹の運命、
したたかに支え続ける女性やイエスの姿が
人生は苦あれば楽あり、山あり谷あり、であることを
しっかりと教えてくれる。
永遠の後世に語り継ぎたい名画。
チャールトン・ヘストン逝去 
(2008-05-18)
*****
チャールトン・ヘストン逝去。享年84歳。
ヘストンの代表作といえば、なんと言ってもこの「ベン・ハー」だ。
逝去の報に接して改めて観たが、DVDの片面に入りきらない長編を一気に見終えた。
今見てもやはり傑作である。
他に記憶に残っている作品は、「十戒」(1956 年)、「大いなる西部」(1958年)、
「猿の惑星」(1968年)、「ソイレント・グリーン」(1973年)などだ。
こうして列挙してみると、1950年代に代表作が出そろっている。
ヘストンは歴史劇でブレイクした。歴史劇はたいてい大作だが、劇場の巨大な
スクリーンに負けない大型俳優だった。
ヘストンの姿を最後に見たのは、「ボーリング・フォー・コロンバイン」のインタビューで、
すでに老衰ぶりが目立っていた。
晩年は、全米ライフル協会の会長として銃規制撤廃を主張していた。
全米ライフル協会は政治圧力団体で、会長のヘストンの政治的右派ぶりばかりが
目立ったのは残念だった。
映画史上最強の映画!! 
(2008-04-22)
製作当時120億円という巨費を投じた大作。120億円あれば当時なら東京タワーを2つ建設できるだけの費用。今なら1200億円くらいだろうか?もう二度と訪れないなだろうハリウッド黄金時代に製作された作品だけに贅沢な作りである上に、スタッフやキャスト共に超一流だ。アカデミー賞11部門を獲得しているのは近年では「指輪」や「タイタニック」などと並ぶが、受賞の内容は特撮や音響賞などがなかった時代だけに濃い。実質的には最も主要部門での受賞数が多い作品だろう。CG技術がない時代だが、マットペインティングという特撮技法(背景の絵と合成)が上手でパレードのシーンなどどこまでが実写か分からないほど良くできている。(あのシーンの群衆の多くはマットペインティング)
原作は「赤毛のアン」が熱中して読んだほどの大ベストセラー。何度も劇場公演をされており、映画化も本作が2回目なのでリメイクになる。内容は原作とは後半がだいぶ違うが個人的にはこれこそが「ベンハー」だと思う。
原作は読んでみたがベンハーの性格が肌に合わなかった。
これだけの大作が2000円以下で購入できるようになったことも驚きの時代である。
次はデジタルリマスターにして、ブルーレイで発売して欲しい。
MGM社が思い切って、マットペインティング部分を最新のCGで作り直したらもっと凄い。やってくれないかしら…。
新約聖書をもっと面白く 
(2008-04-07)
「旧約聖書」の「出エジプト記」をベースに描いた「十戒」に対して、この映画は「新約聖書」を豊富化するように、イエス・キリストの時代をもっと面白くした映画です。
ローマ時代のユダヤ人貴族・ベン・ハーの物語ですが、イエス・キリストはじめ聖書の登場人物が映画の中にちりばめられていて、聖書物語を見ている感じです。
チャールトン・ヘストンの存在感は最高です。この映画は彼にとっても、その後のイメージを作った作品かもしれません。必見の価値ある映画です。