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時をかける少女
筒井康隆
PI,ASM/角川書店

グループ:DVD /ランキング:14600
価格:¥ 4,242
発売日:2000-12-22 /通常24時間以内に発送

レビュー(Amazon.co.jp)
   筒井康隆の同名SFジュヴナイル小説を原作に、角川春樹製作・大林宣彦監督のコンビで手がけた青春SF映画の名作。ある土曜日の放課後、実験室でラベンダーのような薬品の匂いをかいだ芳山和子(原田知世)は、それ以来時を往来する奇妙な現象に悩まされていく…。彼女が時をかければかけるほどに、実は時の中に閉じ込められていく皮肉は、その後で大人になった者が己の思春期を永遠に心の中で回顧していく痛切な想いをも表しているかのようでもあり、ここでのファンタジーは時間の残酷さそのものを濃密に描くためのツールとして機能している。若手俳優たちに味のある棒読み台詞を読ませ、一方で日本映画史に名高い名優上原謙と入江たか子を起用して、人生の年輪を痛感させる名シーンを構築。時をかけるシーンでの作り物めいた特撮ショットは、映画内の異世界を強調するとともに、尾道の懐かしき風景の数々は『転校生』と『さびしんぼう』の間に挟まれた“尾道三部作”の1本としても屹立させる。そして何よりも、これが実写映画デビューとなった原田知世の初々しさ! かくして彼女の青春期は、永遠にこの作品の中に刻み込まれることになった。(増當竜也)
カスタマーレビュー
おすすめ度:
尾美としのり!  (2008-09-21)
この時代の高校生の初々しさ、尾道の清々しい景色、当時は新しかったであろう映像技術のレトロ具合、など見所は満載です。原田知世と高柳良一の棒読みも、恥ずかしくなるような台詞も、このレトロさに合っているのでこれでいいのかもという気さえします。そんな中、尾美としのりの演技が自然で秀逸です。

見終わったら・・・  (2008-06-15)
この映画については多くを語りません。
これまでレビューを寄せられた皆さんが、語るべき部分についてしっかり語っていらっしゃるので、私はこのことだけを言います。
見終わったらもう一度、冒頭のタイトルバックを観て下さい。
障子に映るヒロインのシルエットが、そこで一体何を見つめているか、そこにヒロインのどんな想いが込められているのか、イマジネーションをはたらかせて、それぞれの答えを探してみて下さい。
私は初めてビデオでこの映画を観た後、何気なく巻き戻してもう一度タイトルバックを観たとき、全身に鳥肌が立ち、涙がぽろぽろこぼれました。
そこには、恋の想いの哀しい行き違いが凝縮されています。
見失ってしまった愛への想いや、気づかずに見過ごしてしまった愛への哀惜です。その記憶は永遠に消えないまま、孤独なヒロインの中で生き続けるのでしょう。私たちの心の中にも・・・。
この映画は、そんな切なさを観る者の心に植え付ける“悲劇”です。

尾道より竹原映画  (2008-06-01)
尾道・竹原を旅行したことと、細田版の「時をかける少女」から、観ました。
もう四半世紀前の映画です。

キャストの台詞棒読みっぷり。(特に原田知世)
超不自然な演技。(特に原田知世)
あまりの昭和50年代っぷり。(特に原田知世)

…なまじあの時代を知っているだけに、観ていていささか恥ずかしい気持ちになりました。
大好きな尾道や竹原が出てくるのはよかったのですが。

よく尾道映画と言われますが、どちらかと言うと竹原でのショットの方が多いです。

細田版の20年くらい前の話になりますが、細田版を観てこれを観た若い人たちは、一体どんな感想を持つのかしらん。


大林映画の真髄  (2008-04-12)
先人が書かれているように尾道三部作以前の大林作品は、はっきり言って”お子様”向きの
駄作(ちょっと言いすぎかなぁ)が多い。
私も興味本位に「HOUSE」や「ねらわれた学園」を観賞したが、思わず失笑してしまう
ほどの出来であった。
大林監督の力量はCMディレクターとしては見事でも、映画を撮る腕はないんだなというの
が個人的な評価であった。
だがしかし、TVで「転校生」を見てこれがあの大林宣彦が撮ったのかと我が目を疑うほど
ショックを受けたのである。斬新なカメラワークとロケーションが巧みに融合し、得も言わ
れぬ叙情性を感じる作品に仕上がっているではないか!!
その後本作も同様にTVで見て、これこそファンタジーとノスタルジーを極めた大林作品の
エポックであると確信するに至った訳である。

作品の中身については今更触れても無意味なので省くが、私が思うに本作こそ”大林映画”
の記念碑的な意義を持つ一本であると共に、”青春映画”というジャンルで見ても素晴らし
い傑作であると断言できる。
主演の原田知世と同世代の自分にとり、80年代に中学から大学までの多感な時期を過ごし
た身としては、卒業アルバムの頁を括る面持ちで「時かけ」を見てしまうのである。
土曜日の放課後の実験室の何とも言えない響きが切ないまでにノスタルジーを掻き立てる。
まさに”感傷”が映画作りの原点と語る大林作品の真髄とも言える作品であり、定期的に
観賞したくなる摩訶不思議な映画だと思う。






名作だと思います  (2008-01-12)
原田知世に尽きますね。
尾道の情緒ある町並みを歩き、
ラベンダーの香りに戦く。
少女の揺らぐ心理を見事に演じてます。

尾道の夜のシーン、
教室のシーンが印象的です。
郷愁をかき立てます。
どれも21世紀には存在しない光景ですね。

大林監督のエモーショナルな演出が光ります。
特に火事のシーン。(ぜひご覧ください)

個人的に、
角川アイドル路線の最高傑作だと思うのですが、
博子ファンも同意してくれますかね。



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