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WiLL (マンスリーウィル) 2008年 06月号 [雑誌]

ワック

グループ:Book /ランキング:-
価格:¥ 680
発売日:2008-04-26 /只今品切れ中
カスタマーレビュー
おすすめ度:
圧倒的な現実  (2008-06-07)
光市母子殺人事件の被告Fに死刑判決が下った直後の本村氏の手記。彼が今まで体験してきた圧倒的な不条理の現実と、それと孤軍奮闘する本村氏を前にして私は言葉を持たない。ただ、多くの人々がこの手記を読むべきだと思う。私は、氏の闘う姿をみて、いつも心を強くする。その氏の、肉声にも近い言葉が、ここには綴られており、それは多くの人々の目に触れるべきものだと思う。荒唐無稽な主張をする弁護団に対する憤りを共有したり、死刑というものを望まざるを得ない本村氏の境遇に思いを馳せたり、それにもかかわらず本村氏の辛さのほんの少ししか分らないのだろうという絶望的な罪悪感を持ったりと、非常に複雑な読後感を残したが、それでも読んで良かったと思った。

本村さんの9年間の想いが詰まった手記  (2008-04-28)
  本村さんの手記には涙腺を禁じえません。被告の元少年、司法の壁、
ただただ呆れるばかりの弁護士らに対する思いと怒り、支持者への感謝
の気持ちなど本村さんの複雑な心境と強い意思が伝わってきます。
  一方で、マスコミ報道されない部分として、遺体発見現場のあまりの
凄惨な状況、当初本村さんは第一発見者として容疑者として取調べを受
けたこと、多くのTV番組が被害者に同情する所で留まって被告弁護団の
主張が最初から退けられている旨の意見書が放送倫理検証委員会から
提出されていること等、我々が耳にしていない情報が記されています。
  以下に、本村さんの手記の一部を引用をします。心境が伝わります。
 『私は、今回の判決に救われた。遺族のこれまでの思いを代弁してくれ
ただけでなく、過去の判例に捉われることなく、まさに真相を究明し、事実
に即した判決を下してくれてたのだ。(中略) 死刑判決を受け入れること
によって、君は自らの人生に意味を見出してほしいと思う。もし、本当に罪
を悔いているなら、残された生の中でそのことを社会に発信してほしい。
(中略) 時計の針は戻らない。だが、裁判で真実を捨てた君でも、まだそ
の道が残されている。(後略)』 
  個人的感情として安田弁護士ら弁護団には強い憤りを覚えるものの、
結果的に過去の量刑に捉われない判決が下され、元少年の再犯リスクが
低減されることになりました。この意味で、傍若無人な弁護戦略が社会の
安定化に向けた良い喚起になった側面もあるのではと考えています。



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