DAYS JAPAN (デイズ ジャパン) 2008年 05月号 [雑誌]
デイズジャパン
グループ:Book /ランキング:-
価格:¥ 820
発売日:2008-04-19 /只今品切れ中
カスタマーレビュー
おすすめ度:
真摯で深い考察が光る雑誌 
(2008-04-23)
広河隆一編集長の「ほとんどの場合、自国民の犠牲者が増えたときに始めて(ママ)、
反戦・厭戦の機運が高まる」に対しては「自己保存の本能がある以上は当たり前だ」とも
「人間とは勝手なものだ、身内が殺されないなら戦争が起きてもいいのか」
とも言えるだろうが、この一文が反戦運動に潜むエゴイズムを
見事に暴露していることは変わりない。
他にはビルマの民主化デモを取材中に亡くなった長井健司氏を撮影した
アドリース・ラティーフ氏の連続写真、
ジーン・チャン氏が取り上げたアフガニスタンの妊産婦死亡率の異常な高さ、
主に男性が女性を支配するために、しかも極めて不潔な環境で行なわれる
ケニアの女性器切除と早婚に対するマルヴィ・ラカール氏の告発など
他の雑誌や新聞では決して知ることのできない内容が盛りだくさんだ。
表紙裏に紹介されている新渡戸稲造氏の人物像も大変面白い。
有名な著作"BUSHIDO"中で「戦闘は攻撃的であれ防御的なものにせよ、
野蛮であり不正である」と述べていることなど、
にわか武士道ファンが読んだらひっくり返りそうな内容となっている。
いたずらに読者を煽るセンセーショナリズムを採らず、
他の雑誌や新聞が触れない世界の真実を紹介してくれる雑誌。
それがこのDAYS JAPANなのだ。