黄泉の王―私見・高松塚 (1973年)
梅原 猛 新潮社
グループ:Book /ランキング:570516
価格:¥ 788
発売日:1973 /只今品切れ中
カスタマーレビュー
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黄泉の王 
(2007-12-25)
梅原猛氏の歴史に対する洞察の深さに叫喚する一冊である。高松塚古墳に対する諸々の考察が表面的な論評に終止する中で、梅原氏はど真ん中に球を投げ込むごとく、いったい誰が高松塚古墳に葬られているのかを独自の考察により明らかにしている。優美な4人の女性像ばかりがあたかも高松塚古墳の姿であるかのごとく思い込んでいる人々には、目から鱗の本である。
「隠された十字架 法隆寺論」と同じ様に高松塚古墳に対する氏の考察には一点のブレもない。なぜ四神の中の朱雀だけが描かれていないのか?なぜ埋葬されている遺体は頸が切り離されているのか?たくさんの疑問点が解決に導かれると共に、時代を超えて飛鳥のロマンに浸れる名著である。