三太郎の日記 (1979年) (角川文庫)
阿部 次郎北住 敏夫佐々木 靖章 角川書店
グループ:Book /ランキング:241945
価格:¥ 441
発売日:1979-05 /只今品切れ中
カスタマーレビュー
おすすめ度:
早熟な青年の哲学 
(2006-12-04)
筆者が比較的若い時期に書かれた日記ですが,毎日のあった出来事ではなくて,自分の哲学的な考えをまとめたものです.三十代の年齢にしては豊富な知識と誠実に悩んでいる姿に感心します.しかし,若い故に,性的なのもにも関心があり,隠さないで正直にそれを述べているのには親近感とすがすがしさが感じられます.三太郎とは筆者のことを謙遜して指しているわけで,三太郎という人のおもしろい日記ではないです.
時代的に文語調が強いのですが,欄外の説明が詳しくて理解を助けてくれます.外国の哲学の解釈についてはその時代はまだ訳者が少なく,間違っているものがありますが,そんなことも許せるほどに良い本です.