カスタマーレビュー
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中国にとっての日本は所詮マイナーな存在? 
(2008-09-15)
日下氏は、日本のサブカルチャーの中国への浸透が、特に若い中国人たちの潜在意識に影響を及ぼし、彼らの日本観が変わってくることに期待を持っているようだが、石氏はそれを否定する。石氏によれば、単に面白いから日本のサブカルチャーを受け入れているだけで、繊細な日本より強いアメリカの文化に中国人は魅かれるそうである。アメリカの次はヨーロッパ文化で、日本文化はその他の国々と一緒のマイナーな存在でしかないとも言っている。
両者の意見の一致が見られなかったのはこの点である。中国人以上に中国の文献を読んだ日本人は数多くいるが、その逆は全くいないことからしても石氏の指摘は正しいのかもしれない。
前著より、更に磨きがかかった対談集−中国共産党批判 
(2008-08-24)
同じ共著者による対談集「日本と中国は理解しあえない」が非常に面白かったので、続編に当たる本書を読んでみた。 全編が痛烈な中国共産党批判であるから前著と重なる記載もあるが、更に一層くだけた本になっており、話はあちらへ飛び、こちらへ飛びして読者を飽きさせない。 注目すべき箇所に付箋を貼り付けていったら、付箋でびっしりになってしまったので一々紹介することはできないが、一つ二つだけあげると、共産主義思想というものの救いようのなさ、もうひとつは元・長銀マンであった日下氏のマクロ経済についての説明は素人にも甚だ分かり易く、中学生にも十分理解できるのではないだろうか。経済学の本としても素晴らしいと思う。 前著を読んだ人にも、この続編を読む価値は十分ある。
対談を主導する日下氏のオトボケぶりは、最早、芸術の域に入っており痛快そのもの。これは石氏という中国出身(現在は日本に帰化)の良き対談相手があってのことである。
本書は、中学生から大学生まで歴史教科書の自主的な副読本に、および中国ビジネスに関わっている企業人に、中国から研修生や花嫁を迎えようとしている人に、そして中国旅行を予定している人にも、本当の中国人・中国共産党を知る優れた参考書として推奨したい。
中国の事情通になれる一冊 
(2008-08-12)
オリンピックではホスト国でありながら、もてなしの心のかけらも感じさせないが、その理由もわかったように思う。
慧眼の日下さん、中国オリジンの石さんの対談はマスコミからは得ることのできない情報に満ちており、その真偽は自分で判断しなければならないものの、日本にいながらにして中国の事情通になれるお得な一冊でしょう。
予言者は非情である 
(2008-07-06)
さすが日下さんと石平さん! 中国の抱える致命的な巨大問題と、それらの大問題を
生み出した深層原因を鋭くえぐり出した縦横無尽の対談がこれである。
中国という国が地獄へと堕ちていく様子を遠くから眺めながら淡々と語り合うという
著者たちの冷徹さと非情さには戦慄さえ覚えてしまう。
共産主義の寿命は、70年で尽きる!? 
(2008-06-25)
30歳の年の開きがある日下氏と石氏。
果たして話が噛み合うのかどうか、疑問もあったが、なかなか堂々たるもので面白く読めた。
後半、元大蔵省主税局長の大武健一郎氏も入り(ったことにして)対談にありがちな平板さを
うまく救っている。
中国経済の危うさを述べ、共産党支配のほころびを懸念しているが、その根源が、実は共産党支配
それ自体にあることがよくわかる。
しかし、大樹が腐り倒れるように国が滅び、新たな王朝が勃興してきた中国にあって、それこそ
中国の王朝交代そのものではないのだろうか。
現在は毛王朝の落日期で、四川大地震など天変地異は王朝没落の合図という話が真実味を帯びてきた。
そして、それは対岸の火事ではない。
目先の利益にとらわれず、足を地につけていきたいものだが、今の日本にそれだけの覚悟があるだろうか。
唯一、それが懸念される。