生命に仕組まれた遺伝子のいたずら (東京大学超人気講義録 (file2))
石浦 章一 羊土社
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価格:¥ 1,890
発売日:2006-03 /通常24時間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
品が悪いぞ 
(2008-06-25)
大学の教師と授業はいかなるふうであるべきか、
この問いに対して「職業としての学問」でマックス・ウェーバーは次のように言っている。
1)生徒はその単位をとるためにその教師の授業を聴いているのだから基本的に生徒は教師の主義主張に対して否定的見解を唱えることが出来ないという弱みのある立場にいるはずなのであり、授業という場では教師は、そうした生徒の弱みに付け込むようにして自分の説を強要するような講義をしてはならない。自説を展開するときは必ずそれに反対する説についても十分に講義をする必要があり、最終的な判断は生徒に託すべきである。
2)科学や学問とは常に自分は後代の学者によって乗り越えられ否定されるべき立場の身に過ぎないという認識の許で常に過去の業績に対しては尊敬の念を自分の立場については謙虚であることを強いなくてはならない
3)どんなに人気のある授業であっても上記二点を満たしてないものについては教師としては失格といわざるを得ない
4)大学で学者として生活をする以上は学者であると同時に教師である必要がある。
さて、翻って石浦教授の講義はこの点についてはいかがなものか。
同じような講義録風の書物として羊土社から出ている井出先生のシリーズと比較した場合、謙虚さとか品のよさとか「いなせな感じ」とか、残念ながら石浦教授のシリーズとの相違が際立っている。
教養としての生命科学パート2 
(2006-10-15)
シリーズ2冊目も、身近なマクロの現象を遺伝子や体のなかの化学反応といったミクロの現象で説き明かし、期待を裏切らない好著。
今回は自己と他者の認識からはじまって、所謂人類に残された4大問題のひとつである「意識」に至る、壮大かつ精緻な物語を手軽に楽しむことが出来る。しかも脱線が楽しい。地球温暖化と喫煙の関係、とかドカ食いが健康にいいかもしれない、とか。
石浦教授のポッドキャスト、どこか提供しないものでしょうかねー。第3講義も是非。
生物学好きにはおすすめ 
(2006-04-08)
生物学ってこんなに面白いもんだ、ということを高校の時に気づいていたらなぁ、こんな楽しい一般教養の時間割りのある東大っていいなぁ、と思いました。もちろん、石浦先生もお断りしておられるように、文系の学生さん用の生物の授業ということなのでその通り非常にわかりやすい展開です。これから大学で何を学ぼうと考えている方々がこれを読んで、現在の科学ってこういうことまでわかるんだよ、ということを垣間見て、こういう学問をしてみたくなるような、そういうセンスを養ってもらうとよいのではと思いました。私は大して生物科学に興味のわくような授業もうけないまま文系に進んだ訳で、もっと早くこれを読んでいたら情熱的に理系にいってたかも、と思いました。無責任な今だからこそいえるかもしれない意見ではありますが。