会話で覚えるスペイン語999
寿里 順平 東洋書店
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価格:¥ 1,995
発売日:2006-04 /通常24時間以内に発送
カスタマーレビュー
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常識破りのスペイン語学習書 
(2006-10-30)
本書は常識を破っている。書名も普通だったら「スペイン語基本単語999」とでもするだろう。実際、スペイン語で基本的に使われる単語を999選んだ単語集だからだ。では、なぜ「会話で覚える」なのか。
外国語の学習に単語を覚えることは必須である。問題はその覚え方である。一つ一つ対応する訳語だけを覚えていくのが最も効率的なように見える。事実は違う。意味のある文章の中で単語がどのように使われているかを覚えていくのが最も効率的であり、拡大・発展が容易になる。
文章は見るだけでは記憶に結びつかない。音声化して学習者も声を出すようにすれば効果は上がる。だからCDをつける。意味のある文章とするには会話の方が意味をとりやすい。会話だったら、普通に話す必要がある。だから、「初学者に媚びるだけで効果の薄い超低速発音」(著者はしがき)ではなく、ナチュラルなスピードで収録されている。会話で使われるように話すことが得意なのはアナウンサーではないので声優が収録する。
このように、一貫した著者の基本的考え方から本書はできあがっている。常識破りであるが良く考えれば納得がいく考え方であり成功している。ただ、使う方も少し常識を破る必要があるが、どうやって使えば良いか困ってしまうかもしれない。単語集の形だからしょうがないかもしれないが、単語がABC順ではなく、使用頻度や大まかな分野分けなどで提示することができないかということも感じる。
CDの吹き込み者はメキシコ人の男女で、著者はしがきによれば「メキシコ的なアクセントを伴わないニュートラルなスペイン語」で話されている。評者は判断する能力を持ち合わせないが、かなり速いスピードにもかかわらず分かりやすいと感じられるのは、ニュートラルなことの証拠かもしれない。ネイティブ・スピーカーであるということを超えた能力を持つ吹き込み者を選んだことの成果である。