カスタマーレビュー
おすすめ度:
(おそらく)今までにない 
(2010-03-13)
シューゲイザー・ディスクガイドと銘打っている本であるが、
「シューゲイザーで始まりシューゲイザーで終わる本」と少し趣向の異なるアプローチも見える。
僕はそこが面白いと思った。
<60年代から芽生えていたシューゲイザーの種>という特集に意外なタイトルが交じっている。
スミス、シルバー・アップルズに頷いていると、いきなりバーズとかビーチボーイズとか出てきて、ビックリさせられる。
この世界は、サウンドメイクばかり語られがちと思うが、後ろで鳴ってるメロディの秀逸さこそが、
シューゲイザー・バンドの良し悪しのまさに”決め手”ではないだろうか?
どうですか?コアなファンの皆さん?
シューゲイザーと呼ばれている音楽をやっている人間(ほとんどの当人が「そうではない」と言いそうだが)から主観的に見た世界、
それが見えてきそうなイマジネーションを掻き立てられる一冊である。
☆☆☆☆☆ 
(2010-03-12)
よくこんな本を出せたものです。
嘘も書いてるし著者がまずシューゲイザーをわかっていない。もっと書くべき事もあるし紹介すべき音楽もある。
こういう本を読むとちゃんとシューゲイザーを聴いてる人なんて本当に一部なんだろうなと思う。
初心者がこの本を買ったらと思うと怖いですね。
こういう本を待ってましたー!! 
(2010-03-10)
膨大な数のCDレビューと、マイブラの貴重なインタビュー、
エフェクターなど機材の詳細等、シューゲイザーファンのツボを押さえた内容に大満足です。
何よりも、表紙からしてこの本のこだわりとシューゲイザーに対する愛が感じられます。
個人的にまだまだ勉強が足りないので、私にとって教科書のような存在になってます。
繊細で儚いシューゲイザーをこのようにカタチにしてまとめてくださって、とても感謝しています!!
参考書にしたい一冊 
(2010-03-10)
リアルタイムでのシューゲイザー・シーンを知らない私には、参考書にしたい一冊です。
古くて新しい、近いようで遠かった、一つのジャンルを知るために、
「書き込み用」と「保存用」で2冊欲しくなるくらい、この本を手に取って今ワクワクしています(笑)
500枚を超えるディスク・レビューを目当てに購入しましたが、
ありきたりな年代別ではなく、独自の分かりやすい区分けで、なおかつバンド名がアルファベット順にまとめられているところが、とても見やすいです。
マイ・ブラッディ・ヴァレンタインのライブ・レポート(日本のみならず、アメリカやイギリス、スペインのロック・フェス、単独公演など!)、
ビリンダ・ブッチャーのインタビュー(とってもスウィート!)
ディスク・レビューの間に挟まっているコラム(基本的ことから、より深い内容…笑える小ネタも!)
もとても興味深く、なかなか音楽誌では得られない、レアな情報が満載です。
サウンド解説では、ギター、アンプ、エフェクターの紹介のあとに、マイケル・ブレナンのインタビュー。
さらに一歩踏み込んだシューゲイザーファンにはたまらないと思います。
古くからのシューゲイザーファンも、新しいシューゲイザーファンも、
きっと、それぞれに発見がある素敵な本です。
シーンへの一石 
(2010-03-10)
500枚のディスクレビューは圧巻、
ディスクガイドと名をうって刊行する際に必ず議論されるのは、
このディスクが入っている入っていないというようなことだが、
しかしそのような議論よりも、
いかに現象に切り込んで可視化するか、
あらゆる角度からの検証を試みたという点を注視して読む事によって、
本の真価の一部が見いだせるはず。
時代、国、リバイバル、遺伝子、機材などそれぞれの項、
一つ一つの考察が愛情に溢れ、丁寧に行われている。
しかし、シーンはまだ拡大し、過去の解釈も一通りでない、
本書によって掲示された一部分の提示を
発展させるのは他ならぬ読者でもある、
印象的なのはあとがきにtwitter上での意見も
リアルタイムで筆者自ら答える姿勢を表明している。
2000年代後半を象徴するメディアとリンクすることにより、
さらなる可能性を秘めている。
とりわけ個人主義の強く、閉鎖的と言われていた分野とも言われてきたが、
共通言語となる一冊が大々的に登場した事は、なによりも幸福ではないのではないだろうか。