幽談 (幽BOOKS)
京極夏彦 メディアファクトリー
グループ:Book /ランキング:5005
価格:¥ 1,449
発売日:2008-07-16 /通常24時間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
不確かな世界 
(2008-08-18)
京極夏彦というヒトは作品に触れる度にその人物像に近づくようで遠ざかる感じがあります。ご本人同士がどう感じられるか解らずに無責任な発言をさせていただくと、私にとって京極先生と漫画家「しりあがり寿」先生は同じ匂いがするのです。
お二人の他の作品に触れる時と同様に、本作でも自分のアイデンティティがぐらぐらするような思いにかられます。
京極堂シリーズ等と異なり登場人物に感情移入できない分、物語として読めません。
まるで日記をのぞき見しているような気分。
これは新境地ですか?京極先生。
人生にもう一味 
(2008-08-05)
最近、京極夏彦さんがミステリーのジャンルから離れつつあるのが、残念なようでもあり、楽しみなようでもあり、複雑な気分です。
この作品は、新しいジャンル開拓というか、何とも不思議な話が並んでいます。怖いような、可笑しいような、嬉しいような、悲しいような、情けないような、まるで白身魚の刺身を噛んでいるような、繊細で複雑な味わい。
人生がやや味気ないものに思えた時、さっと調味料をかけられたような感じ。それで、美味しくなったか、困った味になったか難しいところですが、味わいが増した事は確かです。
新しい京極夏彦さんの活躍に期待しています。