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隣之怪 蔵の中 (幽BOOKS)
木原浩勝
メディアファクトリー

グループ:Book /ランキング:104207
価格:¥ 1,260
発売日:2008-06-18 /通常24時間以内に発送

カスタマーレビュー
おすすめ度:
怪を存分に物語る  (2008-09-03)
面白いです。
「新耳袋」シリーズのテイストを引き継ぎ、
物語性を高めた作風は、
怪異を期待する読み手を満足させます。
起承転結はすべての作品に組み込まれていません。
「新耳袋」シリーズの特徴であった、
オチを語らないスタイルを持つ作品群、
「藪蛇」、「死ねイイヅカ」、「男子寮」、「折れた傘」
結末で怪異の原因を暗示する作品群、
「蔵の中」、「あれとって」、「百円」。
それぞれ楽しめます。
そして今回は愛をテーマにしたエピソードがふんだんに収められています。(「蔵の中」、「百円」、「あれとって」、「白い息」、「桜の墓」、「声」)
物語性が高いのは当然かと。
お勧めは家族愛をテーマにした「あれとって」です。

挑戦的な次作  (2008-08-17)
前作「隣之怪 子守り」に続くシリーズ第二弾。

全作以上に一人称語りを意識したつくりを感じました。それ故に、明らかに作り込まれすぎた感のある怪異も目立つように感じられ、非常に残念でなりません。(「九十九怪談」で使えば、いい話になるのにと思う物が数多くありました)
また単著故に、木原氏の話(ネタ)に対する嗜好が明らかで、全体としてのバラエティーさや、世界観が乏しく感じてしまうのは非常に残念といえます。

「新耳袋」とは一線を引き、明らかに違うコンセプトで進めている事については高く評価できますが、作者の神髄が本シリーズで現れるにはまだ時間必要だと痛感させられました。その点でいえば「超」怖い話の加藤一氏が書いた“おまえら行くな。”“「極」怖い話”の方が同じコンセプトでいえば何倍も面白く感じます。

とはいえ、新耳袋の評価も第四夜で一気に高まったように、来年の「隣之怪」で、本シリーズがどのように変化するのか非常に興味も持っています。

表紙がいい  (2008-07-16)
なかなか厳しい評価が多いですが、「新耳袋風を望んでいるのに違うじゃないか。」と言う気持ちからそういう評価になっている部分もあるような気がします。
その点を考慮に入れてそれぞれの評価を吟味するべきでしょう。

内容の全てが体験者の語ったそのままのものではなく、物語風に綴られている。
その為、もしもこの本のネタが新耳袋に入っていたとしたら、ページ数が5分の1程度になっていたかも知れません。

新耳袋を作り上げる為の多くの取材の中には、なかなか信じにくい難いような破天荒なものも有ったでしょう。全て実話を謳った新耳袋だからこそ、収録をためらわれるような。
著者でさえ真か偽りか判らない、そのような破天荒な内容も含めて公開されたのかもしれません。
私はこれを価値の有るものとして評価したい。

やっつけ  (2008-07-04)
前半の方は怖い話がいくつかありましたが、後半はハート・ウォーミング的なトホホ感動小説になっています。
しかも、ただダラダラ長いので、そっち系の話は5行で読むのをやめました。
ネタが無いので、やっつけで出したように思われます。

○ね イイヅカ(笑)  (2008-06-24)
第2弾の登場です。

前作と同様に1話あたりの尺が少々長く、文体が普通になっております。

肝心な話の内容として素材は悪くないような気がします。ただ今作は感動系のお話や悲しい系のお話が多く収録
されていた様な気がしました。怖いと感じる話は殆どなかったような・・

それとセリフの主語が誰であるかがわかりづらいことが気になりました。


個人的に気になったエピソードとして
「蔵のなか」・・結局、養子であることは誰が教えたのでしょうか?
「桜の墓」・・・・映画やドラマで見たことがあるようなお話でした。「これは実話です!!」と言われてもちょっと無理な気がします。
「○ね イイヅカ」・・目次を見たとき怖いかな〜と思いましたが、そんなでもなかったです。


次回作では震え上がるほどの恐怖を期待しています。





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