カスタマーレビュー
おすすめ度:
A級(ジャンルとしてはB級)の京都本 
(2008-08-16)
最強の京都本「ナマの京都」の姉妹編である。
率直に言って「ナマの京都」に比べると一段落ちるが、それでも尚、A級(ジャンルとしてはB級)の京都本であることは間違いない。
「しぶちん」とは、広義で言えばケチのことであるが、微妙にニュアンスは異なる。
「セコい」「シワい」などとならんでその地域々々の文化を反映したニュアンスの、大袈裟にいえば翻訳不能のコトバである。
ほかにも「いけず」なんていうのも京都ならではの翻訳不能のコトバ。無理に訳せば「意地悪」か。
で、その「しぶちん」で「いけず」な京都人の著者が「しぶちんな京都ネタやもっさい京都の思い出話だけで、いかにおもしろい一冊ができるか」と著したのが本書である。(ちなみに「もっさい」ってのも奥深い京都弁でんなぁ)
でてくるしぶちんスポットは、東華菜館、五条ゲストハウス、錦市場、京都タワー展望食堂、正面湯(銭湯)etc. 玉石?混交である。
これらしぶちんスポットを著者独特のあの気色の悪いイラストで綴っていく。
観光ガイドでは決してなく、京都のウンチクでもなく、ただただ京都人のしぶちん度合いや、いけずさの思い出ばなしが綴られているのだ。
他にも京都国体(1988?)マスコットの未来くんや、(昭和の)京都の子供たちの「生態」、京都人の買い物など、ほとんど何の統一性もないネタがぞろぞろでてくる。
その統一感のなさと局地的な面白さのバランスの悪さがたまらん。
というわけで、まぁいっぺん読んでみとぉくれやす。よろしおすえ。
(ニタリ・・・。と隠微な笑いの京都出身中年男)■
面白い切り口に ニンマリ〜 
(2007-05-13)
ワタクシ、京都が大好きな九州人。
京都の町を歩くと、首と目がやたら疲れるんです。
だって、古き良きもの 風情のあるもの 可愛いもの
妙なもの 美味しそうなものだらけなんですもの。
京都の習わしや言葉 人間にももっとふれてみたかったので
ワタクシ的にはとても面白かったです。
『ナマの京都』とともに楽しませて頂きました。
これをきっかけに京都への想いは より一層深まりました。(笑)
今回は案内あり 
(2006-11-18)
「ナマの京都」が「京都人」のガイドなのに対して、今回は普通のガイドブックには絶対に載らないような観光案内記事もあり、「京都という街」のガイドっぽいです。
相変わらずの面白さですが、ページが少ないのも相変わらずです…
京都人を知りたいならいいけど、観光目的なら期待に添えない本 
(2006-11-14)
京都に沢山来る他府県の人たち。
いつも「あほちゃうか」と見ていたが、この本はそんな「いけず」と呼ばれる京都人を書いた本。
仰山腐るほど人が来る京都を、京都人は一番ええ所やって思うから住んでいる。
その観光客に対し京都人は、「外面」であんじょうさばく。
その内側をちょっと見せたのがこの本なので、京都に観光目的の人には夢を壊す要らない本やと思います。
むしろ、京都人の方が、「わかる、わかる」と共通のネタで笑える。
加えて、京都人を知りたい、京都人になりたい(?)なら、ちょっといいかもしれません。
未来君が最高 
(2006-11-02)
88年の京都国体マスコットキャラ、「未来君」が
案内する哀愁京都案内がすごくいい。なんというか、
文明批評になっています。京都ならではのしぶちん、いけずと
いった文化(?)がよくわかるし、この本全体に、失われつつある
庶民的な京都のよさへの郷愁が漂っていると思いました。