図解 バイオディーゼル最前線
松村 正利サンケァフューエルス 工業調査会
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価格:¥ 2,625
発売日:2006-10 /通常24時間以内に発送
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バイオエタノールとは似て非なるものです 
(2007-02-11)
バイオエタノールは植物性エタノールで、ガソリンに添加してカーボンニュートラルを図る。
バイオディーゼルは植物性油で、軽油に添加してカーボンニュートラルを図る。
生産・加工・流通で生じる二酸化炭素に肥料から出る一酸化二窒素を含めても、バイオディーゼルは化石燃料を使った場合に比べて温室効果ガス削減効果がある。
一見して似ているものの、化学的性状も生産・加工の行程も原料生産・供給の世界的動向も、まるで違っています。是非、「図解 バイオエタノール最前線」と読み比べてください。
まず、バイオディーゼルは脂肪酸メチルエステル(欧州)又は脂肪酸モノアルキルエステル(米国)であって、エタノールとは全然違います。
原料も、菜種(ドイツ)、大豆(アメリカ)、パームやし(マレーシア、インドネシア)、ヒマワリ(スペイン)と幅が広く、生産量上位5位にはドイツなどの西欧4か国とアメリカが入ります。最も特徴的なのが廃食油のリサイクル。オーストリアでは既に地域の回収システムが出来上がっているほか、日本でも一部の企業やNPOを中心に独自の取組が行われています。
残念ながら、日本が立ち遅れているのはエタノールと共通しています。昨年、ようやく経済産業省から製品規格案が提示され、環境省では大気汚染への影響を引き続き調査中。そもそも菜種油も大豆油もパーム油も、日本では大半を輸入に頼っています。廃食油を全部回収できたとしても現在使われている軽油の1%にしかならないし、ドイツで成功した休耕地の活用も現実的ではなさそうです。
日本国内のケーススタディが少々宣伝口調になっているのが気になりますが、現状分析は広範且つ詳細。初心者から実務者まで幅広く使える参考書になっていると思います。データ出所も分かりやすいので、最新事情を調べる際の取っ掛かりとしても最適です。