愛とまぐはひの古事記
大塚 ひかり ベストセラーズ
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価格:¥ 1,470
発売日:2005-05 /通常2~5週間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
★知的★ガールズトーク 
(2008-09-29)
古事記の訳が丸ごと載っているのではなくて、著者が古事記の大まかな内容を現代の感覚で&成熟した生身の女性として書いている。
酸いも甘いも知る女性が論ずるものだから、経験の浅い女性が頷いて読むかどうかは疑わしい。反対に同じ立場であれば、とても面白い内容で元気も出てくる。ちょっと触発されて女磨きを怠らないようにカツが入った。
もちろん自分のルーツの意識も出てきた。
『五月女ケイ子のレッツ!!古事記』は五月女さんのイラストが楽しかったけれど、五月女さん自身が元々大塚さんほど古事記に詳しくないためか、そのギャップを埋めるために五月女さん以外の人の説明が入る。よって、内容はさほど個性的ではない。
清々しい性と生 
(2006-05-14)
私の場合、大塚ひかりの源氏物語関係の本で
初めて登場人物の個性や人間関係がわかり始めた。
「古事記なら少しはわかるからもっと楽しめる」と
思って手にとった本書。
「まぐはひ」の意味、ひとつをとっても
元々の「海幸彦・山幸彦」にしても
いやいや、本当は古事記ってこんな本だったのかと
またしても期待を裏切られた、鮮やかに。
「古事記」を題材にした恋愛論 
(2005-09-15)
「古事記」、「日本書紀」というと神話であり天皇家の興りが綴られたもの(歴史記録文学)であり、神話と言うと私にとっては何となく現実味が感じられずさほど興味を惹かなかった。著者の源氏物語物を何冊か読んでその捉え方が面白いと思い、この際、「古事記」も勉強させてもらおうと思って読んだ。源氏物語物ほどではないが、舌好調に日本の神々の歴史を愛(まぐはい)をテーマにかいつまんで解説してくれている。ヤマトタケル命も仁徳天皇も真っ青って感じである。脱糞行為はエクスタシーの一種、と言うのも大塚節が冴えていて興味深かった(古代におけるトイレ施設の意味合いも含めて)。ただ、中高生が読んでどうだろうかとは思う。決して教育上良くないという意味ではなく、恋愛経験がある程度ないと単なる下ネタ話にしか思えないのではないだろうか。結果的には「古事記」を題材にした恋愛論が展開されているのであるが、真面目な意味で歴史の勉強にもなった。それと、以前「絵画で読む聖書」(中丸明)を読んだせいかもしれないが、本書を読み終えて「古事記」とか「日本書紀」って神道におけるバイブルなのかなと思ったりもした(天孫降臨の辺りなど聖書に似ているような気がする)。
下ネタ満載、お下品度パワーアップ 
(2005-08-15)
古典の斬新な読み方で定評のある大塚ひかり氏の新作は、
日本最古の文学、古事記がテーマ。
古代人の感性は「性」に対してとってもおおら。とがしやすたかの挿絵もいい味出してるし。
何たらな教科書を作る会が、「古事記」や神話を学ばないのは、
愛国心が育たなくなるのでけしからんと言っているようだ。
しかし彼らこそ、古事記を読んでいないような気がする。
あの内容に、滅私奉公な国を愛する日本人の育成は無理だと思う。
「ご先祖様ってば、おませさん」と愛することは出来そうだが。
ただし内容が内容なので小中学生へのガイドブックには向かないかも。