脳と創造性 「この私」というクオリアへ
茂木 健一郎 PHP研究所
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価格:¥ 1,470
発売日:2005-03-19 /通常24時間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
創造性は天才だけのものではない。 
(2007-10-12)
茂木さんの著書と言えば、主に「クオリア」と「心脳問題」を扱ったものが多いですが、本書では脳が持つ「創造性」というものに焦点が当てられています。
茂木さんの著書を読む度に思うことは、(非常に失礼な言い方ですが)この人は理系の研究者なのになぜこんなに上手な文章を書くんだろう??ということです。
「ただ単に良識人ぶってるだけ」一歩手前(笑)の、極限までわかりやすく、躍動感があってポジティブな文章(もちろん茂木さんにとってはポジティブでも何でもなく、脳科学というフィルターを通して、全てを現実的に捉えた上での内容なのでしょう)。
私はそんな茂木さんの文章が大好きです。
それは決して楽観的というようなものではなくて、脳についてはもちろん、哲学や、美術等の豊富で正確な知識によって裏づけされたポジティブさだと思います。
下手な自己啓発本なんかを読み漁るより、この本一冊読んだほうが少しでも良い人生を送れるようになるのではないかと思うのは私だけでしょうか(笑)
「創造性は一部の天才の専売特許ではない。」
『脳と仮想』に並ぶ、オススメの一冊です。
好奇心と知識の連動 
(2007-08-08)
偶然に出会った書。
わかりやすい文体、さらに考えさせてくれる。
著者の趣味、興味、知識の広がり、人となりまでも見えてくる。
物理の全くわからない私がファインマン(ノーベル物理学者)の本までも
読もうと思わせてくれた。
創造性はいつの時代も人間を進化させてくれる。
私の中の茂木ベスト 
(2006-09-08)
とにかく疾走感が心地いい。
読んでいて元気になります。
創造することへの勇気が出ます。
「自分のやり方でよく生きればいいんだ」と思えることで
ぶれかけていた心が助けられます。
とにかく、私のなかで茂木さんの著書中ではこれがベストです。
また、「海馬」(池谷祐二・糸井重里)も
あわせて読むことを強くおすすめします。
創造的に生きるということ 一回性ということの意味 
(2006-06-20)
コンピュータと人間の脳の違い、それは創造性があるかどうかということにかかっているのですね。人間の何気ない会話をコンピュータがすることはかなり難しい。そういったとっても興味深い創造性を掘り下げた内容です。様々な発見にみち、脳と意識と創造性についてともに考えていけることが非常に面白いです。
今回一番感銘をうけたのは「人生の中で忘れられない思い出があったとしても、無理をして二度繰り返すべきではない。一度だけで良い、一度でもそのようなことがあれば本望だ、という潔さこそが、人生をうまく生きていくための知恵である。そしてこのような一回性の経済学は、芸術の本質と無縁ではない。」というところでした。
一回しかおこらないから「今、ここ」が生き生きと生きてくるということであり、そのことが逆に脳のアーカイブに印象深く記憶され、決して消え去ることがないということなのです。その記憶は新しいことをはぐくんでいくのですね。どうしてもその一回性を惜しみ、執着してしまい勝ちですが、創造的に生きるということは、その一回性に賭け、そして、さらにまた新たなものを生み出すということなのですね。
今、一番必要とされる創造とはなんなのかということを茂木さんと共に、共感しながら読み進められる非常に楽しい本です。茂木健一郎さんは一番受けてみたい授業NO1に選ばれている人気の先生です。東工大と芸大で教えていらっしゃいますね。私もいちど機会に恵まれるのなら受けてみたいと思います!
クリエイティヴィティは万人のもの! 
(2005-11-13)
まず、この書の感想を端的に率直に言ってしまえば「クリエイティヴィティ(創造性)は万人共有のもの」だということだ。
創造性、創造力は一部の「天才」の専売特許という思いこみというか「神話」が世の中に浸透してしまっている。そして多くの人々が「オレにはそんな『創造性』なんてないよ」「『創造』なんて一部の芸術家のものなんじゃないの?たとえばぁ、モーツァルトとか、ピカソとか…」などと、自分自身が実は万人共有である創造性の“所有者”であることに気付こうとしていない。早い話が、みんな「神話」の中にとっぷり浸かっている人が多いということだ。この本は、そのことに一人でも多くの人が気付いてくれるようにと、著者が深い愛を込めて書き上げたものだ。
この本は「オレ(アタシ)には創造性なんかない」と思いこんで嘆いている数多の凡才諸兄諸姉のための「万人所有の創造力喚起の書」なのだ。
著者はさらにこう呼びかけてもいる。
「創造性は、決して予定調和の中に収まらない両刃の剣である。私達は、どうせカオスの中でしか生きられない。だとすれば、創造性を発揮するという形で、制御不能でカオティックな生をおおいに楽しもうではないか(後略)」(「第1章 創造性の脱神話化」の最後の部分の引用)
創造性はみんなのもの、とまずは気付くことが、クリエイティヴな人生を送る上でまず大事なのだ。