スティグリッツ入門経済学 <第3版>
藪下 史郎秋山 太郎蟻川 靖浩大阿久 博木立 力清野 一治宮田 亮 東洋経済新報社
グループ:Book /ランキング:6585
価格:¥ 3,675
発売日:2005-04-08 /通常24時間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
これぞ教科書! 
(2008-09-17)
ノーベル経済学賞も受賞したというスティグリッツ先生の経済学の入門書です。
難しい数式はほとんど出てこないので、漢字が読めて、グラフが理解できれば理解できるような作りになっています。
各章末にはその章の要約・復習問題・練習問題が載せられてあり、巻末にはキーワード解説が載っているというまさにテキストといった感じです。
また、日本語版には「補論-日本語版」という形でオマケがついておりお得です。
対象としては経済学部に入ったばかりの大学生が想定されているようですが、経済学の基礎の基礎から書かれているので、経済学部を選ぼうかどうか迷っている高校生や、経済学に少しでも興味のある専門外の方、経済学があまり好きではない方に向いているかと思います。
実際評者は経済学にあまり興味のあるタイプではありませんが、本書は楽しく読むことができました。
500ページを超える大部の訳書だということでサラっと読めるようなものではありませんが、テキストとはいても日本の学者が書くような読みにくい本ではなく、本当に読みやすいのでドンドン読み進められると思います。
読むかどうか迷っている方は、読んで間違いありません。
良書には違いないんですが、若干の注意 
(2008-08-06)
良書にはちがいないんですが、若干の注意です。
(1)簡単だけど・・・
・「高校生でも読めるように」書いてありますので、難しい数学の知識はホントに要りません。日本語版には「日本語版補論」というかたちで、数学的な説明も入っています(その点原典よりお得感あり)が、それも基本的な知識から説き起こしてくれるので何とかなりそうな気がします。
・しかし、ほんとにそのまんま高校生でも読めるレベルのことまでしか書いていないので、数学的にある程度のレベル以上の範囲の説明や、高度な概念の説明はサックリ飛ばしてあります。なので、あとあと数学を使った勉強をしなければならない人や、ある程度高いレベルの議論についていかなかればならないひとが本書を使うのはちょっと不安が残ります。ページ数もあるので、「さらっとよんで次の本へ」という感じでもありませんし。
(2)三分冊なので・・・・
・この本は1冊の原著を3つに分けたうちの初めの一冊です。「入門」「ミクロ」「マクロ」中の「入門」です。結構タイトな原著を三つに割って束ねなおすことで、「入門」では、文字通り入門的な内容の限りで、ミクロ・マクロをある程度押さえる内容を作り上げたわけです。
・しかし、体系的に一直線に書かれた原著と見比べてみるとわかるのですが、日本語版の3分冊は「入門」が「ミクロ」「マクロ」をつまみ食いしているせいでいっきに3冊読もうとすると結構ジャンプする事になります。「ミクロ」「マクロ」を読むだんになって、ばんばん飛ばしていくことになり、なんかおかねが勿体ないというか、まどろっこしいと言うか、なんでわざわざ「入門」をつくったんだ?という感じになるのです。
(3)訳がいきとどいているので・・・
・訳がいきとどいているので(オマケコラムまですべてノーカット完全訳です)詳しく分かりやすいことこの上ないです。実際、マンキューはカットだらけです。スティグリッツは日本語版にしかないおまけ説明(補論など)まで付いています。
・しかし、そのぶんやっぱり長いです。すっごく分厚くなっています。覚悟してください。一冊目ではなくて、2冊目3冊目で読む人にとっては、丁寧すぎてちょっと、という現象が起きると思います。
経済素人として… 
(2008-05-25)
よかったかどうか判断しかねますが、
経済の根底から丁寧に解説しているという印象です。
分厚いし、価格もそこそこするので、
経済素人は買うのを躊躇すると思いますが、
大学から経済を本格的に学ぼうとする人、
入社して経済を学ぶ必要がある人、
いずれの人にも合う一冊ではないでしょうか?
ちなみに私は後者の一人ですが、
個人的には購入してよかったと思っています。
本書の内容としては、主に、
・貿易
・需給と価格
・不完全市場
・公共政策
・失業率とマクロ経済
・インフレとデフレ
のセクションに分かれており、
各々理論とケースを交えて詳しく解説されています。
"消費税5%にしたことが日本経済にどう影響を与えたか?"
などといったケースもあって、臨場感が楽しかったです。
ちょっとびっくりしました 
(2007-09-05)
名著なのでしょうが、あまりにも翻訳がひど過ぎます。
専門家が翻訳されたようで、内容はつかんでおられることでしょうが、日本語がかなり変です。
出版社はこれを普通の日本語だと認識しておられるのか、かなり疑問です。
いっそのこと、原書で読んだ方が分かりやすいかもしれません。
物理的重さを超える価値 
(2007-06-06)
J.E.スティグリッツ氏の経済学の邦訳三分冊の第一・入門編に相当する。J.E.スティグリッツ氏の経済学上の立場は、他の紹介をお読み頂くとして、物理的重みに閉口される方もいらっしゃる可能性もあるが、ミクロ、マクロも同様の物理的重さである。
しかし、この重みは挑戦するに値する。極力数式の使用を控えて、あくまで論述による論理展開であり、例示する事例も分かり易い。
論理展開を追っていけば、経済から見た社会の見方に接近できるものと思われる。井の中の蛙となりがちな人として、必要な著作と思われる。