東京観音
荒木 経惟杉浦 日向子 筑摩書房
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価格:¥ 2,310
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
猫招き 
(2006-08-18)
荒木氏による東京の寺、墓、仏像のスナップ。
他人の墓なぞ写真に撮るなんてえらく不謹慎な気もするのですが
天才荒木氏だからこそ許されるのです。
さぞかしおどろおどろしいものが写ってるかと思いきや、
とても楽しく賑やかで愉快です。まるで生きているかのように
個性的で表情豊かなお地蔵さん達の顔。うるさいほど喋り声が
聞こえてきそうな風景。この世はあの世なのでした。
そして、最後のページの杉浦日向子氏の表情。
不謹慎かも知れませんが、まるであの世の彼女をこの世から撮った
かに見えて仕方ありません。すくわれました。
杉浦日向子の死 
(2005-08-27)
白黒の東京観音巡り。
荒木と共著した 杉浦日向子は 先日47歳の若さで亡くなった。彼女が闘病していたとは知らず 新聞の訃報には一瞬呆然とした。翌日改めて この写真集を観た。彼女の死を踏まえて見直すと この写真集自体に「死」のイメージが もうべっとりとくっついている様な気がしてならなかった。
それにしても荒木は「死」を撮る点では 一種天才的な写真家かもしれない。妻の死を題材にした「センチメンタルな旅 冬の旅」、乳がんで余命いくばくの歌人を撮った「乳房 花なり」等 「死」をテーマにした作品の名前がすぐ出てくる。
そんな「死」の写真集に 本作も 今や なってしまった。