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創造経営の戦略 (ちくま新書)
紺野 登
筑摩書房

グループ:Book /ランキング:19501
価格:¥ 777
発売日:2004-02-06 /通常24時間以内に発送

カスタマーレビュー
おすすめ度:
時代の潮流は創造的知識(ex.デザイン)へ  (2007-02-04)
本書は大きなパラダイムシフトを多面的に記述している書であると私は読解しました。

具体的に記述されている内容としては

「工業社会」→「知識社会」(P.10)
「モノ中心の大量生産方式」→「人間工学的な視点を取り入れた商品開発」(P.160〜163)
「管理・統制型の意思決定」→「個人の自発性に基づく意思決定」(P.16〜P.18)
「技術革新的なイノベーション」→「協業的なイノベーション」(P.51,59)
「モノを売る」→「知識(デザイン)を売る」(P.101)
「分析的・論理的に導く結論」→「統合的・仮説的に導く結論」(P.125〜128)
「ナレッジワーカー」→「テクノロジスト・プロフェッショナル」(P.35,214)
そして
「知識が真の資本」→「「創造的知識」すなわち「デザインの知」が真の資本」(P.9)

といったものです。

このような潮流から、必然的に導き出される戦略を「創造経営の戦略」だと本書全体を通じて著者は定義しているのだと私は読みました。

さらには「創造経営」を実現可能にする具体的方法論として著者は、第6章の「知の工房としてのワークプレイス」で述べているようです。


時代の潮流を見事に捉えた「本質の書」だと思います。

戦略論の行き着いたところ  (2006-08-25)
近年、分析的な戦略では、もはや他社との差別化が図れず、創造的・独創的な戦略が叫ばれている。この本もそうした最新の戦略論の1冊といえよう。グループでいえば、「リーディング・ザ・レボリューション」「経験経済」「ファンキー・ビジネス」「ハイ・コンセプト」あたりと似通っている。
その創造的・独創的な戦略とは、デザインに宿る。デザインも単なる設計のレベルではなく、経験の設計まで視野に入れるのが、近年の戦略論である。
さて、当然、戦略を生み出すヒトが主役になる。であるならば、そのヒトが最も創造性を発揮しやすい場所(ワークプレイス)の設計、組織の設計が考えられ、本書でも詳しく分析されているのである。
簡単ではあるが、とても興味深い事例も扱っており、新書レベルで十分な内容となっている。楽しい本であった。


良質な出発点  (2005-06-05)
コンパクトな新書ながら、事例も豊富で深い考察を促される本です。唯一最大の経営資源ともいえる「知識」がいかに活発に創造される組織をどのように作るか(この本のもう一つのキーワードはデザインだと思います)、自分なりにしっかりと考えてみたいという方に特にお薦めです。表面的なKMアプローチに飽き足らない志の高い戦略デザイナーの出発点となる良書と思います。

経営の新しい視点  (2004-02-15)
知識をてこに、これからの経営の道しるべを示したとてもすばらしい本だと思います。
内容は深いですが、豊富な実例紹介などで読みやすい点も良い。
「よく顧客主義が謳われるが、その言葉をそのまま要求として理解してニーズを満たそうとしても、単なる追従が表層的対応にしか過ぎない」など、随所にするどい示唆があります。

また、第7章では、状況型リーダーシップや組織の知を活性化するコーチングなどがテーマとして取り扱われており、組織のマネージメントに携わっている方には、とても参考になると思います。
「知識経営のすすめ」「知識創造の方法論」などの多くの著作がありますが、私はこの本が一番フィットしました。




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