カスタマーレビュー
おすすめ度:
カウンセリングの原点 
(2006-09-19)
ユング研究所で学ばれ、カウンセリングの実務をこなされていた
先生の講演を本にされたものです。
分かりやすく説明がなされており、ロールプレイングを通じて様
々な参加者の質問や意見に答えておられるので、この本を読むと、
学んでいて、疑問に思っていることが載っているかもしれません。
カウンセリングの原点・大切なことが繰り返し先生から述べられ
ていますので、重要なことが分かりやすく理解できました。
相手に寄り添うこと 
(2006-01-18)
カウンセリングを扱った、実践的で易しく、日常生活の延長にあり、職業としてではなくカウンセラー的な生き方(という言い方があれば)にすぐ使える本はないかなーと個人的に都合のいいことを考えていたらぴったり見つけたすばらしい本。
河合先生が昭和40年代に講演で語った内容を1冊にまとめたものですが、ちっとも色あせた感じがしない。
心理学の専門知識がなくても、これを読めば、人の話に耳を傾けるときの心構えみたいなものが、頭ではなく身体感覚でわかる。
誰かの悩みを聞くとき、わたしたちはどうしても「それってこうすればいいんじゃない?」って答えを出したくなる。
そのやり方は決してまちがいじゃないんだけど、カウンセリングの基本的な考え方では、そうしない。
ただひたすら、全身全霊で相手の話を聴く。
ふつうだったら降りていかないような深いところまで、一緒に降りていく。
すると人間はふしぎなもので、必ず自分のちからで立ち上がってくる。
…ちなみにわたしはいま、ふたりのカウンセラーさんにカウンセリングをしてもらっている。
ひとりは「深いところまで一緒に降りてくる」タイプのカウンセラーさんで、もうひとりは「自分の体験談を引き合いに出して考えさせる」タイプのひとだ。
どちらのやり方がいいとかではなくて、この世の中に同じ人がふたりいないのと同じように、人の話を聴く方法に正解なんてないのだ、たぶん。
ただ、自分の限界までとことん相手に寄り添っていくという姿勢が「カウンセリング」なのでしょう。
それは一見簡単なようで、しかしとてつもない覚悟を必要とすることです。
目的は話した側が癒やされることかもしれないけれど、最終的には話を聴く側も癒やされていないと、本当に聴いたことにはならないのですよね、河合先生?
さすがカウンセラー 
(2004-09-16)
主にカウンセリング技術を知りたかったので購入しました。
あと他の所でこの本の評価が高かったのもあります。
主に講演で話されたものをまとめて、本にした感じのものです。
だから相手との会話方式の流れです。
さすがカウンセラーというだけあって、聴く技術はすごいなーと思いました。
感心させられました。ただカウンセリングの事について本を読んだ事のある人にとっては、ちょっと似たよりな所が多いのであまり面白くないと思います。
ちょっと中盤あたりから読むのがめんどくさかったです。
読むとするなら高橋 和巳の本の方がずっといいと思います。
あと『カウンセリングを語る (上)』 河合 隼雄 とほとんど同じ内容だったのでそっちを持っているなら買う必要はないと思います。
何度も読み返す予感がする 
(2004-06-13)
日本において、心理療法の理論と実践双方を切り開かれてきた著者が、カウンセリング講座で行なったロールプレイをまとめものである。
本という制約はあるものの、講座の息づかいまで伝わってきそうな内容である。
例えば、最後の方のロールプレイで、講座参加者たち数名が、一見、脈絡の感じられない発言を続けた。ロールプレイ後、著者は振り返って、途中で発言を中止しようかと思ったが、ひとつのテーマを巡った発言であることが分かったので中止しなかったこと、また、実際のカウンセリングでは一人のクライアントがこのような発言をする場合があることをコメントされていた。
このロールプレイ集での、著者と講座参加者たちとの生のやりとりから、著者の実際のテクニックや考え方を盗み取ることができるのでは、と淡い期待をもちつつ、おそらく今後、この本を何度も読み返すことになる予感がしている。