カウンセラーへの道―訓練の実際
東山 紘久 創元社
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価格:¥ 1,575
発売日:1986-07 /通常24時間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
創造する、変化すること。 
(2005-12-05)
ギターの巨匠 故・アンドレス・セゴビアの直弟子 松田二郎氏が、セゴビアのコピーをするのではなく、セゴビアが考え経験したことを追体験しないかぎり、その真意はわからず、よく似たもので終わってしまう。芸術は常に変化していく過程に生じ、追体験の中で自分のスタイルを創造しない限り、それは死んだ芸術である、という言葉が教則本にのっていたのを思い出す。
本書は、「人間とは何か?」「カウンセリングとは何か?」の原点に帰り、「レポート課題」を読者が真剣に取り組むことによって、得られる“気づき”を大切にし、創造のエネルギーに変えていくよう巧妙につくられている感じがした。
著者の人柄のなせる技かも知れないが、誰が読んでも理解できるようやさしく、かつ真髄を見失なうことなく丁寧に書かれており、巷に溢れる「カウンセリング本」とは一線を画す。
某協会での研修の実態、「ほら、もうついて行ってない!(CL役の話に)」、「その態度は何ですか、手をついて今すぐ謝りなさい!(どこかの宗教?)」「皆さん、ああいう風にやたら説明するのは“うつ前期”によく見られるものです。(心療内科で確認したら、まーたくそんなことありません。)」「わたしは、自己一致の観点から申して、“あなたは嫌いです”。他の指導者のところへ行ってください。(経験とことばが一致していないと不誠実だとの誤解?経験は常に変化していると思うのだが・・・?)」、何とまあ、小さく神経質で、寛容さのない教示、不自由さ・・・(誰が、そんな人に相談したいと思うのだろうか?)。
第一段階の試験に通った後のフォローアップ研修なし、個人勉強会の禁止、次の段階の試験の個別講習料の高額さ・時間の短さ(イチノセ氏の指摘する官僚先生、学者先生の受け皿の所詮一つすぎないのだろうか?)PCAをとことん学びたい向きには、東山氏のような指導者がもっと日本には必要とされるように思うのだが・・・?