ブラコン処方箋 (新書館ディアプラス文庫 191)
うえだ 真由 新書館
グループ:Book /ランキング:15654
価格:¥ 588
発売日:2008-06-10 /通常24時間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
お兄ちゃんだって甘えたい 
(2008-06-24)
前作「Missing You」では強情で視野の狭い兄ちゃんだなぁ、と思ってましたが、今作を読んでちょっと見方変わりましたね。
しっかり者の長男。弟思いの優しく厳しい兄。優秀な医師。
どの場面でも和紀の演じる役回りは他人に弱味を見せない、しんどい立ち位置ですよね。
もちろん、本人は演じているなんて思ってはいないし、本質、優秀なコ……何でも一人でこなせる人なんでしょう。
でも疲れたとき、誰かに寄り掛かりたいとき、心が折れそうなときはあるはず。
同性愛を否定していた和紀が、年上の男に惹かれて恋人になっちゃうまでが、やや強引に(笑)描かれてます。
弟がもうちゃんと一人前で、恋人と何の気負いも遠慮もなく支えあっているんだ、と理解した瞬間の和紀の心情がとてもせつなく、ほろりとしました。
しかし。何が面白かったって、自分が同性である先輩・京悟に好意を持っていると自覚したとたん、楽しまなきゃ損、とばかりに大胆に快楽を求める和紀。
すごい割り切り様…(笑)この人、結構小悪魔かも。
先輩の京悟は飄々とした男前で、腹黒そうな、でも一途なとこありそう。
晴れて恋人同士になった二人が夜の医局でジャレるラストがすごくよかったので、もう少し続きの甘いシーンとか痴話喧嘩とか読みたかったです。
待ってました!兄編登場・・・・ 
(2008-06-21)
医者×医者
Missing Youのスピンオフです
前回は弟編でしたが、今回兄編(しかも兄が受!)となると、こりゃよまな〜
兄弟愛がすざましいのですが、そうなるに至った理由がある訳で、その辺は前作にも記載されておりますが、今回も相変わらずのブラコンぶりです
お相手の医者が、又いい味出してて読んでいて「ナイスカップルだな〜」って引き込まれました
さり気なく相手を気遣い、しかし強引に出る所は出て、さらに逃げを許さない狡猾さを兼ね備えたキャラだったので、どんどん逃げ場をなくす和紀の描写が切実で良かったです
親友と大事な弟の板挟みでしんどい部分があって、今までは頼れる兄として生きてきた和紀ですが、京悟の登場によって、今までとは違う自分をさらけ出す羽目になったり…
この京悟、自分に自信があって、しかし傲慢とまではいかない一歩手前の色男なのですが、うえださんの人物描写はとても詳細でお上手ですので、読んでいて「どこまでいい男?」とイメージが育つ育つ〜
やしきさんの絵がちょっとかわいすぎるのが残念ですが、あれはあれで前作に引き続き、ありなんでしょうね〜
兄編の話ですが、優奈と克治のその後もちょこっと読めるので、一粒で二度おいしかったです
一見攻っぽいお兄ちゃんだけど可愛い・・・ 
(2008-06-09)
「Missing You」のリンク作。
私は↑を読んでなかったんですが、十分に楽しめました。
でも読んでた方がもっと楽しめたとは思います。
面白かったのでこれから読んでみます。
弟が同性と恋に落ちた事にずっと反対しているお兄ちゃん。
可愛い弟が不幸になるのを見たくない、男同士の恋愛なんて茨の道だと信じて疑いません。
そんな時、尊敬している先輩に酔った勢いで弟の秘密を明かし愚痴ると、「男同士って不幸かな?」と気がついたら迫まられていて・・・。
このお兄ちゃんの弟を想う気持ちは、一見強引ではた迷惑に見えなくもないけど、優しさに溢れています。
「同性愛=不幸」だったのが、先輩の出現で気持に変化が生じた時、はじめて弟の自立を認められたお兄ちゃん。
でもその時の寂しさの混じる複雑な心情に切なくなりました。
優しいんだか意地悪なんだか分からない先輩も、大人の包容力がありそうなので、お兄ちゃんの事をずっと可愛がって幸せにしてほしいです。
医者×医者ものですが、仕事の事も良く書かれているので職業モノとしても楽しめました。