カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫)
ドストエフスキー 光文社
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価格:¥ 1,080
発売日:2007-07-12 /通常24時間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
圧倒的な筆力だが、後半だれた 
(2008-10-12)
古典新訳文庫。読みやすく、1巻からずっと仕事の合間を見つけて読んできたが、4巻の裁判で止まりがちになり、半年くらいかけてぼちぼち読んだ。人間存在に関する様々な洞察が深く、しばしば書き留めたくなるようなフレーズがある。しかし、増長な文章の中でマラソンをしているようで、特に最終検事の答弁などは、もうちょっとシンプルでもいいのではないかと思う。
敢えて言う、失敗作。 
(2008-09-14)
恐らく本作のレビューは殆どが高評価であろう。なぜならこの『カラマーゾフ』を4巻まで読むのは余程ハマッタ人達だからだ。
私は本来なら2巻あたりで挫折していた読者だが、義侠心と半ば意地で4巻まで何とか通読し、このレビューを書いている。
よく『カラマーゾフ』は前半退屈、後半ワクワクとゆう評価がされるが、それはハマッテ通読出来た人達の評価。その裏には何倍もの途中挫折組が居ると考えられる。私も本来ならその挫折組みの一人である筈だが、今回このレビューに書きたいがために、頑張ってこの4巻まで何とか読み終わった。以下断言できる事。
1)本『カラマーゾフ』はハッキリ言って、ダラダラ長いだけの失敗作です。よっぽどドストエフスキーにハマッったマニア以外は読む時間が無駄でしょう。一気に全巻購入は止めて、第1巻(の)冒頭)だけ読んで、通読するかどうか判断して下さい。後半にもそれを凌ぐ場面はありません。
2)これは訳者の力量ではありません。原作が失敗作なのです。岩波文庫でも私は第1巻で挫折しました。
第5巻も意地で読みます。
物語のクライマックス 
(2008-09-13)
父殺しがテーマだが、殺しの場面は直接出てこないので、やはり裁判シーンがこの物語最大の見せ場ということになる。ただ、この4巻を読んで私が最も心引かれたのは、アリョーシャとドミートリーの接見の場面のやりとり。
ドミートリーの口から「もしも、神さまがいないとなりゃあ、人間が大地と世界の主人てことになるよな。悪くないぜ!ただし、人間は神さまがいないのに、どうやって善良でいられる?」
登場人物中もっともわかりやすいドミートリーから発せられる単純明快なセリフである。このフレーズだけでなく、作者は自分の主張をいろいろな所に埋め込んでいるように思う。読者は、これをどのくらい掘り出すことができるだろうか。
結末に向けて、物語が疾走する 
(2008-07-06)
2週間かけて読んだ。新訳は読みやすい、活字も大きい。
カラマーゾフ的なものとは清濁混沌とした人間性そのものなのだろうか。
百年以上経ってもこの小説は心に響く。インターネットが普及したぐらいでは、人の心のあり方なんてものは、そうそう簡単に変化するものではない。
→コーリャの存在感
めっぽう強いやつ
抜け目がなく、粘り強い、度胸もある、何かをすすんでやってのける気構えに満ちている
鉄道事件の後は、さすがに母と子は感極まり、まる一日、ひしと抱き合い、体を震わせて泣き通した
「プライドが高くて、目がぎらぎら光っている。そういうやつが大好き」
うちの学校じゃ、全科目一番の生徒
生活にまみれていない天性が、荒っぽい馬鹿げた話で歪められている
「たとえ一人きりになっても、きみだけはやっぱりみんなと別の人になるんですよ」
→散々な描かれ方のグルーシェニカが愛したポーランド人
乞食同然の恐ろしく貧しい暮らしぶり
連日、無心の集中砲火
→スコトプリゴニエフスク、町の名前、家畜追い込み町
父殺しの裁判をめぐる噂が、ロシア全国に隈なく広まっている
→イワン
モスクワから帰ると、カテリーナに対する燃えるような狂おしい情熱に、身も世もなくのめりこんでしまった
→フョードルの死
後ろから後頭部のてっぺんめがけて、打ち下ろしました
二度、三度。三度目に、ぐしゃっと割れた手ごたえがありました。
→分裂した自分との会話、イワン
人はいずれ死ぬ身であって、復活はないことをしるので、死を、神のように誇り高く、平然と受け入れる
真理を認識すれば、新しい原則に従って、完全に自分の好きなように身の振り方を決めることが許される
→弁護士、渾身の言葉
この世には、心を狭め、全世界を向こうに回して非難する人々がいます。しかし、そうした人々の魂を温かい憐れみで圧倒し、愛を与えてやれば、その魂は自分の行いを呪うようになるでしょう。
刑事サスペンスの古典的名作 
(2008-02-13)
私があれこれ言う必要もない、古典的名作です。
法律を勉強されている方々にとっても、一大法廷絵巻であるこの4巻は、
刑事サスペンスの名作として、とても勉強になるかと思います。
目からウロコでした。